小中学生の読書感想文、保護者の6割が「手伝う」

　塾選は2024年8月22日、「読書感想文」についての調査結果を発表した。本選び、読書、感想文執筆に平均6.7日かかっており、保護者の約6割が、書き方のアドバイス、本選びなどのサポートを行っていることがわかった。

　塾選は、DeltaXが運営する塾選びサービス。夏休みの宿題の定番といえる「読書感想文」に小学生、中学生の保護者がどのように関わり、支援しているかを調査した。対象は、小学生、中学生いずれかの子供をもつ保護者で、有効回答数は98名。

　調査結果によると、読書感想文が夏休みの必須宿題であると答えた割合は全体の58%で、12％は読書感想文の題材となる本について、学校から課題図書の指定を受けていることがわかった。

　読む本の指定がない子供が課題図書を見つけた方法を聞いたところ、最多は「図書館でおすすめされていた」39％となった。次に「親がすすめた」29%で、多くの子供が図書館や保護者の推薦を通じて読書感想文用の本を見つけていることがわかる。

　本選びにかかる時間は平均1.7日、読書にかかる時間は平均3日、感想文執筆にかかる時間は平均2日で、合計6.7日程度となった。国語力別に読書感想文執筆にかかった日数を聞いたところ、国語の得意な生徒は半数以上が、やや得意な生徒も約半数が1日で書き上げている一方で、苦手な生徒は半数が2～3日かかっている。

　読書感想文作成を手伝っている保護者は58％で、サポートしている内容の最多は「書き方のアドバイス」67％となった。ついで「本選び」29％。どんな本を選ぶかは読書感想文の内容に大きく影響するため、本選びの段階でサポートしている保護者も一定数いるようだ。

　調査結果の詳細はWebサイトで閲覧できる。