【中学受験2025】熊本県、併設型中学校入学者選抜1/12…要項公表

　熊本県教育委員会は2024年8月23日、2025年度（令和7年度）熊本県立併設型中学校入学者選抜要項を公表した。対象校は、玉名高等学校附属中、宇土中、八代中の3校。適性検査などを2025年1月12日に実施し、1月23日に結果を通知する。

　今回公表された2025年度熊本県立併設型中学校入学者選抜の対象中学校は、熊本県立玉名高等学校附属中学校、熊本県立宇土中学校、熊本県立八代中学校の3校。それぞれ70名を募集する。

　出願期間は、2024年12月6日から12月12日まで。13日以降に到着したものについては、12日までの消印のあるものに限り受け付ける。

　検査は2025年1月12日、出願した中学校にて適性検査と面接を実施。適性検査（適性検査I、適性検査II）は、小学校などにおける教育活動を通じて身に付けた基礎的な知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力・表現力などについて総合的な力をみる。適性検査Iは、国語領域、社会領域、外国語（英語）領域に基づいた検査問題。外国語（英語）領域については、放送を聞いて答える問題（リスニング）を出題する。適性検IIは、算数領域、理科領域に基づいた適性検査問題。検査時間は、いずれも50分とし、80点満点とする。適性検査の問題は、県教育委員会が作成する。

　面接は、集団面接または個人面接とし、6年間の一貫教育で学ぶ意欲や適性などをみる。20点満点で評価を行う。面接内容および方法などについては、各県立併設型中学校長が決定する。選抜の際は、適性検査、面接の結果および調査書そのほか必要な書類を資料とし、総合的に判断して入学予定者を決定する。

　選抜結果は2025年1月23日、在籍小学校長および本人宛てにそれぞれ通知する。電話などによる問い合わせには応じない。

　なお、選抜検査当日に、病気そのほかやむを得ない事情により受検できなかった者を対象に追検査を実施。1月14日から17日に申請を受け付け、2月1日に検査を行う。選抜結果の通知は2月6日。

　実施要項では、そのほか県外からの出願の手続き、障がいなどがある受検者や海外帰国児童などへの配慮事項、検査結果の情報提供、当該併設型高等学校への入学などについて詳細を掲載している。「2025年度（令和7年度）熊本県立併設型中学校入学者選抜要項」は、熊本県教育委員会のWebサイトで確認できる。