吉沢亮を手話映画にオファーした理由 監督が明かす「彼は美しい人なんですけど」【ぼくが生きてる、ふたつの世界】
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モデルプレス/ent/wide/show
【写真】吉沢亮の肉体美
◆吉沢亮、手話映画出演の決め手
呉美保監督が9年ぶりの長編作品のテーマとして選んだのは、コーダ(Children of DeafAdults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子供という意味)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイストの五十嵐大氏による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎)。本作で主演を務める吉沢は、耳のきこえない両親の元で育った息子・大の心の軌跡を体現する。
本作に出演を決めた理由や決め手を聞かれた吉沢は「呉さんの作品は今まで観させていただいていて、すごく大好きな世界観で、いつかはご一緒できたらなと思っていた監督だったので、その呉さんの作品のオファーということもそうだし、最初に台本になる前のプロットをいただいたんですけど、それを読んだときに、すごく特殊な環境ではあると思うんですけど、普遍的なテーマというか、家族の関係性というか、親子の愛情みたいなものの変化の仕方みたいなものも、ものすごく共感できる部分が多かったですし、純粋に素晴らしい話だなと思ったので、ぜひともやらせていただきたいということになりましたね」と打ち明けた。
◆吉沢亮をオファーした理由
一方、吉沢にオファーをした理由を問われた呉監督は「彼は美しい人なんですけど、その中にある美しくない何かを私は自分のこの目で見たくて、今回この企画をいただいたときに、これはまさに(吉沢に)フィットすると。彼とこの企画はすごく相性がいいんじゃないかと思ってお願いさせていただきました」と答えた。
そして、演じる上で意識したことを尋ねられた吉沢は「どの家庭の、どの思春期の男の子にも似たような悩みはあって、自分が失敗したことを全部親のせいにしたくなったりして、それがたまたまコーダという環境で生まれたから、“自分がコーダだからこんなつらい思いをしているんだ”と思い込んでいるというか、本人にとってはものすごく重大な出来事だけど、周りから見たら“あるよね”というその距離感といいますか、そういう部分は意識していたかなと思います」と明かした。(modelpress編集部)
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