吉沢亮、主演作品が複数の海外映画祭に出品 喜び語る「光栄な限り」【ぼくが生きてる、ふたつの世界】
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モデルプレス/ent/movie
【写真】吉沢亮の肉体美
◆吉沢亮、冒頭挨拶で笑い誘う
呉美保監督が9年ぶりの長編作品のテーマとして選んだのは、コーダ(Children of DeafAdults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子供という意味)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイストの五十嵐大氏による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎)。本作で主演を務める吉沢は、耳のきこえない両親の元で育った息子・大の心の軌跡を体現する。
ステージに登壇した吉沢は「本日は劇場に足を運んでいただきありがとうございます…ゴホッ!」といきなり咳き込んで会場の笑いを誘いつつ、「ようやく公開も近づいてきて、今日こうしてみなさんに観ていただける日が来たということで、みなさまがこの作品を通してどんなことを考えていただけるのかすごくドキドキしております」と挨拶した。
また、本作が9月26日から10月7日までカナダのバンクーバーで開催される『第43回バンクーバー国際映画祭』のパノラマ部門、そして10月9日から20日までイギリスのロンドンで開催される『第68回ロンドン映画祭』のコンペティション部門に出品されることになったが、吉沢は「光栄な限りと言いますか、国とか文化みたいなものを問わず、観ていただいた方に伝わる普遍的なテーマなんだなと改めて思いましたし、これからもっともっと多くの方にこの作品が広がってくれると嬉しいなと思いますね」としみじみと語った。
◆吉沢亮、手話と出会い再認識したこと
最後に、メッセージを求めれた吉沢は「この作品を見てみなさんがどう思うのかというのは人それぞれだと思うんですけど、僕が今回この作品に参加させていただいて、改めて言葉を伝えるということの重要性と言いますか、日常を生きていてただただ言葉を吐き捨てる瞬間だったり、あえて人と壁を作って、自分の思いを伝えるという作業をやらない手段を取ってしまうことがよくあるなと思うんですけど、今回手話と出会って、やっぱり気持ちは伝えなきゃ伝わらないし、手話という自分の今起こっていることとか、今悲しい思いをしているというものすべてを伝えてくれる言語って、本当に愛に溢れていて素晴らしい世界だなと思いました」と目を輝かせ、「この作品を見て“伝えるって大事だな”ってことを感じていただけたら僕は幸せだなと思います」とアピールした。(modelpress編集部)
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