濱正悟&兵頭功海、BL作品での関係性の作り方「キュートな部分もどんどん知ることができています」お互いに愛おしいと思った瞬間も明かす【「毒恋~毒もすぎれば恋となる~」インタビュー】
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◆濱正悟&兵頭功海W主演「毒恋~毒もすぎれば恋となる~」
ツンデレエリート弁護士・志波令真(濱)とワンコ系天才詐欺師・ハルト(兵頭)の2人が絶対秘密のバディとなり、痛快にトラブルを解決する新感覚サスペンス&ボーイズラブコメディ。志波は、他人になりすますハルトの才能に目を付け自宅で“飼う”ことに。だが、恋愛初心者の志波は、献身的に尽くすハルトに“毒”され、次第に“恋”に落ちていく。やがて2人は巨悪と対峙することになる。
◆濱正悟&兵頭功海、W主演の心境明かす
― 出演が決まった感想を教えてください。
濱:ダーティな雰囲気、と思いきやラブコメ色が満載で、美味しい食べ物が出てきたり、急にサスペンス要素が強くなったり、と毎話変身していく内容にとてもワクワクしました。また主演として、そして長い付き合いのある兵頭と共に作品を作れることに喜びを感じました。
兵頭:ムロツヨシさんや坂口健太郎さん、鈴木亮平さん、素敵な先輩方の佇まいを見てきて僕もこんな風に主演として作品を背負える俳優、そして人間力のある人になりたいと思っていたのでとても嬉しかったです。
― エリート弁護士、天才詐欺師とどちらも実際にはなかなかない役柄だと思いますが、どのように役作りしましたか?難しかったことなどはありますか?
濱:秋〜冬の季節設定を真夏に撮っていたので、汗っかきの自分にはかなりハードルが高かったです。キャンプ場で寝るシーンなんかはもはや気絶していたかもしれません(笑)。大量のハンディ扇風機に助けてもらいました。
専門用語がたくさん出てくるので、撮影期間中は、日常的に扱えているように日々、毎日呟いて生きていました。また、裁判シーンもあるので、実際の裁判を傍聴しに行きました。リアルな裁判の流れを知ることができましたし、弁護士や検事の方、裁判官たちも、喋り方や所作、テンション感は人それぞれ多様だったので、あまり決めつけ過ぎずに臨めました。ドラマチックな演出になっている部分は、志波らしさを最も重視して演じました。志波は心の声がとてつもなく多いので、心でつぶやきながらも会話は続いていくという芝居がたくさんあり、それが楽しくもあり大変でもありました。更には多肉植物とも会話します。当然のように多肉は声を出してくれないので、ちゃんと会話をしているような間を自分で感じて作っていました。
兵頭:天才詐欺師ではありますが、特に『このシチュエーションだからこう』とか、『こんな人物になりきろう』とかはあまり意識せず、その状況にハルトとして居たらどうするかな、と自然に作っていきました。
― 役とご自身の共通点、相違点を教えてください。
濱:合理的なところは少し共通しているかもしれません。日常的に植物に話しかけることはありません。
兵頭:共通点はみんなに犬っぽいと言われるのでそこですかね…(笑)?相違点は、僕自身はこんなに甘い言葉を言わない気がします(笑)。あと詐欺もしないです(笑)。
◆濱正悟&兵頭功海、BL作品での関係性の作り方
― BLということで、お二人の関係性も大事になってくると思いますが、撮影前に話し合ったこと、すり合わせたことはありますか?
濱:撮影前も、撮影中も常に、毎シーン、どうしたらお互い気持ちが一本途切れず演じられるか、存在できるか、志波とハルトらしさ、より面白くなるのか、などなど、ずっと話しています。
兵頭:元々濱君とはとても長い付き合いで、俳優としてリスペクトしていますし、信頼もしていました。今回でより関係が深まりましたし、濱くんのキュートな部分もどんどん知ることができています(笑)。クランクイン前から、現場に入っても、毎シーン2人で細かく話し合いながら撮影しています。
― 約1年ぶりの共演かと思いますが、お互いの印象や、初対面からの変化などがあれば教えてください。
濱:初めてこれだけ長い時間を過ごして、彼は空き時間があると常に寝ています。寝ることが大好きなんだなということに気づきました。
兵頭:いい意味で本当に変わらないです(笑)。昔から濱君は掴みどころのない他の人にはない魅力がある人だな、と思っていましたが、変わらず掴みどころがなく、濱ワールドが素敵な方だなと思います。
◆濱正悟&兵頭功海、愛おしいと思った瞬間
― 志波がハルトにだんだんと愛情を膨らませていくように、濱さん、兵頭さんがお互いに愛しいと思った瞬間はありますか?
濱:サラッと誕生日プレゼントをくれたときです。
兵頭:毎日一緒にいるので、より濱君のお茶目さを感じますし、たまにギュッと笑ったりするのですが、そういう部分が、愛おしいなと思います。あとは2人とも無言でも気遣う事なく一緒に居られるので、そのときに愛おしいというかずっといる家族のような安心感があります。
― 志波は尽くすハルトに惹かれていきますが、お二人自身が惹かれるタイプはどんな方ですか?
濱:居心地が悪くない方です。
兵頭:笑顔が素敵でよく笑う方かな。
◆濱正悟&兵頭功海の悲しみを乗り越えた方法
― これまでの活躍の中で、落ち込んだり壁にぶつかったこともあるかと思いますが、様々な不安を抱えている読者に向けて、お二人がこれまでの人生の中で悲しみを乗り越えた方法を教えてください。
濱:それがとてもとても深いものであれば、どうしようもないときもあるかもしれません。時間が経つのを待つか、新たな出会いに恵まれるか。自分はときに、どうしようもないときは、美味しいものをたくさん食べて、たくさん寝ています。
兵頭:僕は落ち込んだり壁にぶつかったときはとことん落ち込んでその状況を自分に突きつけて、受け入れます。受け入れないとその壁を乗り越えられないと思うので。
◆濱正悟&兵頭功海の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、お二人の「夢を叶える秘訣」も教えてください。
濱:まだまだ発展途上ですが、自分は今まで何か目標があったとしたら、そこに辿り着くためには何をすれば良いのか、一手、また次の一手、今は待った方が良いのか、などを度々考え、行動に移していけたことで、今の自分があると思っています。
― 兵頭さんは1月のインタビューで「とりあえずやってみること」と答えてくださいました。
兵頭:やっぱり変わらずにとりあえずやってみることだと思います。夢を叶えることだけが幸せではないと思うのですが、夢に向かって動いた人にしかその夢を叶える事も諦めることもできないので。
― 最後にまざまなBL作品が話題を呼んでいますが、本作ならではのアピールをお願いします。
濱:撮影していくうちに、この作品はリーガルラブコメディグルメアクションサスペンスドラマなのではと思いました。それくらいいろんな要素が詰まっています。表情と心の声のギャップが凄い志波、毎話変身し異なる魅力を醸し出すハルト。2人の関係性の変化はみていて面白いと思います。
兵頭:リーガルサスペンス&ボーイズラブコメディということで、たくさんの要素が詰まっていることだと思います!2人のやり取りはもちろん、法廷のシーンなどもカッコよくて、それはこの作品ならではの魅力だと思います。
(modelpress編集部)
◆濱正悟(はま・しょうご)プロフィール
TBS日曜劇場「下町ロケット」(15)で俳優デビュー。近年では、 TBS日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(21)、NHKよるドラ「恋せぬふたり」(22)カズくん役や、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22)の平維盛役、民放連ドラ初主演を務めたテレビ東京「何かおかしい」(22)、連続テレビ小説「舞いあがれ!」(22)航空学校編など話題作に出演。ABCドラマ「何曜日に生まれたの」(23)は金髪姿でキーパーソンの1人を演じ、CBC主演ドラマ「民宿のかくし味」(23)では心優しい民宿オーナーを演じるなど幅広い役を好演している。W主演を務める映画『恋愛終婚』が10月18日に公開。
◆兵頭功海(ひょうどう・かつみ)プロフィール
1998年生まれ。福岡県出身。2018年に「NEW CINEMA PROJECT」オーディションでグランプリを獲得。翌年、映画『五億円のじんせい』で俳優デビューを果たすと、「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(19)にカナロ/リュウソウゴールド役で注目を集める。その後も話題作に多数出演し、初の主演映画『消せない記憶』(23)は数々の海外の映画祭にて上映。近年、ドラマ「CODE-願いの代償-」(23)、TBS日曜劇場「下剋上球児」(23)が話題になり、ネクストブレイク俳優として注目されている。24年は映画『18歳のおとなたち』『みーんな、宇宙人。』ドラマ「9ボーダー」に出演。8月9日公開の映画『ブルーピリオド』にも出演するなど作品は続く。
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