奈緒、玉森裕太演じる海里への思いで「きつい腕が上がる瞬間があった」“負けっぱなしは嫌だからこそ続ける”女優としての強い軸【「あのクズを殴ってやりたいんだ」後編】 | NewsCafe

奈緒、玉森裕太演じる海里への思いで「きつい腕が上がる瞬間があった」“負けっぱなしは嫌だからこそ続ける”女優としての強い軸【「あのクズを殴ってやりたいんだ」後編】

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玉森裕太、奈緒「あのクズを殴ってやりたいんだ」第1話(C)TBS
玉森裕太、奈緒「あのクズを殴ってやりたいんだ」第1話(C)TBS 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2024/10/07】10月8日スタートのTBS系火曜ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』(毎週火曜よる10時~)で同局ドラマ初主演を務める女優の奈緒(なお/29)が、このほどモデルプレスらの取材に応じた。後編では、自身が演じる佐藤ほこ美の魅力や女優を続けていく上で軸となっている考えについて明かした。

【写真】キスマイメンバー&奈緒、手繋ぎ密着ショット

◆奈緒TBSドラマ初主演「あのクズを殴ってやりたいんだ」

本作は、恋もボクシングも本気で向き合う姿をオリジナル脚本で描くガチンコボクシングラブコメディ。結婚式当日に恋人に逃げられてしまった主人公・佐藤ほこ美が、人生どん底のタイミングで金髪の謎の男・葛谷海里に出会い、彼との出会いをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と自分を変えるためボクシングを始める。

◆奈緒「海里のことを思うときつい腕が上がる瞬間がありました」ほこ美に共感した部分

ほこ美のキャラクターについて「すごく不器用でまっすぐで、とても懐が深いと私は思っていて。まず恋愛にしてもすごく不器用なところがあって、きっと1個のことにとても集中するタイプの人」と分析した奈緒。そんなほこ美を演じる上で奈緒自身も励まされるほどパワーを感じていたという。

「本来だったら恋愛とボクシングっていう2つを追いかけるのはすごく苦手なことだと思うのですが、そんなほこ美ちゃんが不器用ながらどっちにも一生懸命になっていく姿というのは、台本を読んでいて応援したくなりました。上手くいかないこともあるのですが、七転び八起きですぐに立ち上がる人ですし、そのパワーに気づいたら自分が応援されているような気持ちになる主人公だと思いました。なので、そういう部分が作品で話を重ねていくごとにしっかりとお届けできればと思いながら、みんなでほこ美ちゃんを作りました」

また、奈緒自身に似ているところは「家族に対しての思いでしょうか。少し家族の形は違えど、とても家族の影響を受けていたり、家族に対してすごく好きな気持ちを持っていたりする部分は、台本を読んで最初に1番共感したところでした」と話す。しかし、ほこ美の主軸となる恋愛とボクシングへの思いは、撮影を重ねていく中でその深い感情を理解し、一体化するようになっていった。

「正直、恋愛やボクシングに関しては元々私が持っている性格というより、私もほこ美ちゃんと一緒にこの作品でボクシングを始めて、練習を重ねて演じていく中で『ほこ美ちゃんはこう思ったのかな』と追体験するように気づかされることの方がとても多かったんです。『人から応援してもらえることがこんなにパワーになるんだ』と思いましたし、練習がとてもきつい時でも、海里のことを思うときつい腕が上がる瞬間がありました。ほこ美にとって、ボクシングと、誰かを思う気持ちはお互いに支え合って、今この人の中にあるんだというのは、演じていく中でとても共感する部分でした」

◆奈緒「分からないことばかり」女優という仕事を続ける軸

奈緒が懸命に寄り添い作り上げられてきた“佐藤ほこ美”というキャラクターが、ボクシングを始めようと一念発起したのは「負けっぱなしは嫌」だから。本作では「しつこいね」と言われてしまいがちなほこ美に、奈緒は「とても粘り強い人だと思うんです。彼女の強さというのは、この粘り強さにあると思っていて『ここで諦めちゃうよな、折れちゃうよな』というところでも折れないですし、1回折れたように見えてもまた立ち上がってくる根性みたいなものは、やっぱりとてもかっこいいと思います」と憧れを抱いていた。

一方で、彼女自身が「負けっぱなしは嫌」だと思うことを聞くと「お芝居をしていて未だにすごく難しいなと思うことがあって、始めた時からずっとそこが変わってなくて、分からないことばかりなんです」と第一線を走る姿からは意外な本音も。しかし、それはただの弱音なんかではなく、むしろ彼女の強さ、彼女が女優という仕事を続ける軸になっていたのだった。

「今、自分の胸に手を当てて考えてみると、多分分からないから、できなかったから、『負けっぱなしは嫌』だからこそ続けることができていて、もう1回チャレンジするというのが、私はお芝居に対してもあるのではないかと少し気づかされたところです。分からないところ、どうしても上手くいかなかったところが、毎回次の自分に繋げてくれている部分があるので、そのダメだったところが自分の中でとても支えになっていると思います」

◆奈緒インタビューこぼれ話

合同取材会はオンラインで実施され、多忙な撮影の合間に出席してくださった奈緒さん。短い時間の中でも1人ひとり記者の名前を呼んでから質問に丁寧に答えてくださる姿からは、作品の1つひとつに誠実に向き合ってきた人柄を感じました。(modelpress編集部)

◆奈緒(なお)プロフィール

1995年2月10日生まれ。福岡県出身。2013年に『めんたいぴりり』(テレビ西日本)で女優デビュー。近年は『ファーストペンギン!』(日本テレビ/2022)『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ/2023)、『春になったら』(カンテレ/2024)、映画『先生の白い嘘』(2024年)、『傲慢と善良』(公開中)などで主演を務めてきた。『あのクズを殴ってやりたいんだ』では、TBSドラマ初主演を果たす。

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《モデルプレス》

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