都立特別支援学校、次年度就学予定者の個人情報紛失
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今回、都立大塚ろう学校城南分教室幼稚部教諭が、2025年度(令和7年度)に就学を予定している幼児1名の個人情報が記載された「児童・生徒実態把握票」を紛失。書類には幼児の氏名、社会性の発達の状況、行動面の特徴などが記載されていたという。
同教諭は10月23日午後4時ごろ「児童・生徒実態把握票」を封筒に入れ、職員室内の自席の鍵のかからない引き出しの中にしまった。翌10月24日午前8時40分ごろ、教諭が引き出しを開けたところ封筒ごとなくなっていることに気付き、自席の周囲を探したが見つからなかったため、副校長に事態を報告したという。
発覚した10月24日に分教室の教職員全員で校内を捜索、25日から28日まで校内および分教室の外周の捜索を行うとともに、関係する教員に聞き取りを行ったが、紛失した「児童・生徒実態把握票」は発見されなかった。なお、発表時点で、外部への流出による2次被害の発生の報告は受けていないとしている。
都立大塚ろう学校城南分教室は10月29日、校長が当該幼児宅を訪問し、経緯の説明と謝罪を行った。今後は、個人情報の管理に関する研修を実施するとともに、再発防止策を教職員に周知。加えて、東京都教育委員会は全都立特別支援学校長に対して、個人情報の取扱いなどについて再度周知・徹底を図っていくとしている。
《畑山望》
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