2024年に発表されたジェクスの調査によれば、「現在、パートナー(恋人や結婚相手)以外の人とセックスをしていますか?」という質問に対し、「特定の人物1人としている」「特定の人物2人以上としている」と回答した割合の合計は、40代男性が27.7%、50代男性が29.5%、40代女性が24.5%、50代女性が17.1%でした。
ヨガ講師でインフルエンサーのれいかさん(仮名:45)はバツイチで、実家で大学生の一人息子と両親と暮らしているシングルマザー。最近、読者モデルとしてミドル世代向けの雑誌に登場したことがきっかけで、飲食店経営者の元夫からスマホに着信があり、「複数の愛人を抱えるエロ親父ぶり」を思い出して鳥肌が立ったそうです。
【昼顔妻と夕顔夫 不倫に走る大人たち 11】前編
21歳で出会った35歳バツイチ業界人
「元夫の由紀也(仮名:59歳)は、今は飲食店を数店舗経営していますが、私が出会った20数年前は芸能業界のダンススクール運営会社で働いていました。私は大学入学時から読者モデルをしていて、出会いは合コンです。21歳の大学生の頃で、彼はバツイチの35歳。少し太っていましたが、服装はお金がかかっている風で目がギョロッと大きく、ニキビ跡が目立っていました。坊主でメガネをかけているので、米国アニメのキャラクターみたいで、一度見たら忘れない個性のある男性だなと思いました」
饒舌でおもしろい人物だなと好感を持ったものの、「恋人候補としては論外」だと判断したれいかさんは、10代から生粋の面食い年下好き。
「当時は、19歳のダンスグループメンバーが好きでした。なにげなくそんな話題になった時に、彼に『会わせてあげる』と言われて、飲みに行きました。確かに、私の推しだった男性は来てくれましたが、いまいち気乗りのしない態度。それでも、『ユキさんには本当にお世話になっていて、東京の兄貴って感じです』『ユキさんはうちのグループのメンバーにも信頼されていて』と、由紀也のことを褒めまくっていました。1時間ほどしたら、『明日、名古屋で仕事だから。じゃあ、また』と推しの男性は帰ってしまって、2人きりに。そこからすごい勢いでに口説かれて、『今彼氏はいないし、推しが勧めてくるんならいいか、推しと付き合えるわけじゃないなら縁ができるだけでも得か。別に結婚するわけじゃないしな』と、軽いノリで付き合ってしまいました」
余裕のある男性と結婚して永久就職か
そもそも、そんな軽い気持ちで付き合ったことが大きな間違いだったと振り返るれいかさんは、自身を「めんどくさがり屋」だと分析します。
「別に一途なわけでも、惚れっぽいわけでもないんですけど。一度交際してしまうと、別れるのがめんどくさいのでズルズルいくタイプです。最初の彼氏は1個下で中3からの付き合いで、遠距離恋愛で会えなくなる19歳まで4年続きました。その間、お互いちょこちょこ他の相手とデートもしていましたが、距離が近い間は別れませんでした。その後は半年ほどモデルの高校生と付き合って、『高校の部活のマネージャーと浮気される』という屈辱を味わい、3人目の彼氏が由紀也でした。いざ交際してみると、いいお店で奢ってくれるし、旅行も洋服代も全部彼持ち。年下とばかり付き合ってきたので落差に驚いて『まぁ楽だから、結婚もありだな』と思っちゃいました」
由紀也さんの実母は元銀座のホステスで飲食店経営者。由紀也さんは父親には認知はされているものの別の家庭があり庶子(※)という立場だったそう。しかし、いわゆる富裕層だった実父の本妻に子供がいないこともあり、物質的には甘やかされて育ったと聞いていました。
※本妻以外の女性から生まれ、父が認知した私生子のこと(民法旧規定)。
「由紀也自身はセレブというほどお金持ちではありませんが、ローンのない一戸建ての家を都内に所有していて、ラブラドールリトリーバーを飼っていました。5年前に別れた前妻に子供はいないそうで、条件的には悪くありませんでした。就職氷河期世代であまり就活をしたくなかったので、卒業と同時に結婚して永久就職もいいかなと…」
当初、静岡に住むれいかさんの両親は、バツイチで14歳年上、田舎では馴染のない芸能系ダンススクール勤務という経歴に驚きを隠せなかったそう。しかし、「ママみたいに若いお母さんになりたいの」という涙ながらの訴えに、20歳でれいかさんを産んだ母親が陥落。母親に説得される形で、父親も結婚を承諾します。
若い美男美女が接客してくれる飲食店経営
「23歳で結婚して5年は、問題なく幸せでした。由紀也は、ダンススクール運営会社を辞めて実母が経営していたしゃぶしゃぶ店の一店舗を任されました。隠れ家的な和食居酒屋で、親戚にお豆腐屋さんがいるということで『豆腐や油揚げが美味しいしゃぶしゃぶ屋』として人気に。さらに、ダンススクール時代のコネで芸能人の卵をバイトさせることで、『若い美男美女が接客してくれる』と、繁盛していました」
26歳で第一子男児を出産して、幼稚園に通わせた頃からヨガ講師のバイトをしつつも「夜は私も店を手伝おうか?」と言ってみたというれいかさん。
「由紀也は妙に狼狽した顔で、『いいから子育てに専念しろ』と亭主関白発言をしてきました。でも、彼が飲食店関連の雑誌の取材を受けた時には、『女性に働きやすい職場を』『経営者の母親を尊敬している』とか言っていたのに、矛盾しいる、怪しい、と思ってしまって。元夫のいない時間に、差し入れを持って開店前の店に突撃してしまいました」
店には、アイドルのようなかわいい女の子や、ホストでも売れそうな長身にイケメンがテキパキと開店準備をしていました。『近くまで来たから』とおやつの高級チョコレートを渡すと、一番年上のフロアマネージャーの女性が嬉しそうに受け取ってくれたそう。
「元銀座のホステスだというその女性は鈴木さん(仮名)といって、店の中では年上の方でした。たまたま同じ年で、学部が違うので面識はないものの大学も同じ。嬉しくなって連絡先を交換しました」
鈴木さんとの仲が深まるうちに、由紀也さんの驚くべき裏の顔が浮き彫りになります。
▶続きの【後編】では、れいかさんのその後の人生を左右する衝撃の事実が鈴木さんから明かされることに……をお届けします。__▶▶▶▶▶