台詞のないアニメ『ロボット・ドリームズ』のテーマを紐解く新映像「人間の絆も時に危ういもの」 | NewsCafe

台詞のないアニメ『ロボット・ドリームズ』のテーマを紐解く新映像「人間の絆も時に危ういもの」

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『ロボット・ドリームズ』
『ロボット・ドリームズ』 全 6 枚 拡大写真
第96回米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネート、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞などを席巻した『ロボット・ドリームズ』。この度、原作者や監督らが登場し、本作のテーマを紐解くメイキング映像が解禁となった。

今回到着したのは、本作の「テーマを考察」と題したメイキング映像。

スペインを代表する名匠パブロ・ベルヘル監督が2010年に原作と出会い、「むさぼるように読んだ」と語るシーンからスタート。「ページをめくるごとに驚きがあり、最後には感動した」と、監督自身が原作に魅了された瞬間が語られる。

続いて登場するのは原作者のサラ・バロン。アメリカを代表するグラフィックノベル作家のひとりで、人間のように行動する動物たちを寓話的に描く。

「本当に映画になるとは思わなかった!」と驚きを語り、“台詞のないアニメ映画化”という挑戦に驚いたことを明かしている。制作現場を訪れたサラ・バロンは、監督と対話を重ね、グラフィックノベルでは描かれなかった新しい要素を取り入れることを了承。信頼を築きながら本作の新たな一面を引き出していった。

本作のテーマについて、パブロ・ベルヘル監督は「友情や絆、そしてそのもろさ」だと述べ、「人間の絆も時に危ういものだからね」と付け加える。

また「喪失を乗り越えることもテーマだ。人生の中で疎遠になった人や亡くなった人々も、記憶の中で私たちと共に生き続ける」と語り、“人生”という普遍的なテーマを丁寧に紐解いていく。

「本作を見る人たちも誰であれ、思い出の歌や場所があると思うんだ。ニューヨークのような大都市に限らず、幼少期に夏を過ごした村とかね。観客の心を最後まで引きつけることを目指した」とパブロ・ベルヘル監督は語っている。

このメイキング映像には、ほかにも制作秘話が満載。映画を観た人も、これから観る人にも必見の映像となっている。

『ロボット・ドリームズ』は新宿武蔵野館ほか全国にて公開中。

『ロボット・ドリームズ』© 2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL

《シネマカフェ編集部》

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