高校生の大学選び、東大が5エリアで「発展可能性」1位
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「進学ブランド力調査」は高校生の大学選びの動向を明らかにするため、高校3年生を対象に年に1度調査を行っている。今回は、高校生が「知っている」大学についてどのようなイメージをもっているかをエリア別「イメージ項目別ランキング」、進学を希望する学問分野ごとに志願度の高い大学をエリア別「分野別志願度ランキング」としてまとめた。調査対象は、全国の高校に通っている2025年3月卒業予定者。調査期間は、関東甲信越、東北が2024年4月1日から4月30日。そのほかの地域が2024年4月2日から4月30日、インターネットで調査した。
「イメージ項目別ランキング」では、高校生が「知っている」大学について該当するイメージを尋ね、「知っている」と答えた高校生50人以上の大学でランキング表を作成。
「学校が発展していく可能性がある」イメージの1位は、関東甲信越が「京都大学」、東海北陸、関西、北海道、東北、九州沖縄の5エリアが「東京大学」、中四国が「大阪大学」だった。
「教育内容のレベルが高い」イメージの1位は、関東甲信越、関西、東北、中四国、九州沖縄の5エリアにおいて「東京大学」、東海北陸で「京都大学」、北海道で「北海道大学」が選ばれた。
「就職に有利である」イメージの1位は、関東甲信越、東海北陸が「早稲田大学」、関西、北海道、東北、九州沖縄が「東京大学」、中四国が「九州大学」となった。
「資格取得に有利である」イメージの1位では、関東甲信越が「東京慈恵会医科大学」、東海北陸は「鈴鹿医療科学大学」、関西は「神戸薬科大学」、北海道は「北海道教育大学」、東北は「福島県立医科大学」、中四国は「川崎医療福祉大学」、九州沖縄は「福岡国際医療福祉大学」となった。
一方、「分野別志願度ランキング」は、高校生が希望する学問分野ごとに志願度の高い大学において、各地域における当該学問分野を希望する高校生が30人以上いる分野でランキング化した。
「医学」1位は、関東甲信越で「筑波大学」、東海北陸で「名古屋大学」、関西で「大阪大学」、北海道で「北海道大学」、東北で「東北大学」、中四国で「広島大学」、九州沖縄で「九州大学」が選ばれた。
「情報工学・通信工学」の1位は、関東甲信越が「明治大学」、東海北陸が「名城大学」、関西が「大阪公立大学」、北海道が「北海道大学」、東北が「岩手大学」、中四国が「岡山大学」、九州沖縄が「九州大学」となった。
「外国語・語学」では、関東甲信越は「立教大学」、東海北陸は「名古屋外国語大学」、関西は「関西外国語大学」、北海道は「北星学園大学」、東北は「東北大学」、中四国は「神戸市外国語大学」、九州沖縄は「西南学院大学」が1位となった。
「法・政治」での1位は、関東甲信越が「明治大学」、東海北陸が「南山大学」、関西が「関西大学」、北海道が「北海学園大学」、東北が「東北大学」、中四国が「広島大学」、九州沖縄は「西南学院大学」だった。
リクルート進学総研Webサイトでは「進学ブランド力調査 2024」において、そのほかのランキングを掲載している。
《宮内みりる》
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