【高校受験2025】新潟県公立高、初導入「自己申告書」解説
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「自己申告書」とは、不登校経験などのある志願者のうち、希望する人が、欠席が多い理由、志望の動機、高校生活への抱負などを直接、高校に伝えるためのもの。新潟県公立高等学校入学者選抜では、2025年度入試から「自己申告書」を導入すると決めている。
今回公表した受験生と保護者向けの文書では、自己申告書の導入理由について「不登校経験等のある志願者が、受検前に、高等学校に自分の状況や思いを伝えることで、不安なく、できる限り安心して受検できるよう、また、意欲的に高校生活に臨めるよう」と説明。自己申告書を提出できる人、提出までの流れなどを解説している。
自己申告書を提出できるのは、中学校のいずれかの学年で欠席日数が30日以上の者、または欠席日数と教育支援センター(フリースクールを含む)への通所などで出席扱いとなっている日数の合計が30日以上の者。自己申告書の提出を希望する志願者は、中学校に提出の希望を申し出て、様式を受け取り、原本を作成して写しをとったうえで、厳封して中学校に提出。中学校が、出願書類と一緒に高校へ提出する。
なお、入学者選抜において、自己申告書の記載内容によって志願者に不利が生じることはないという。自己申告書の取扱いの詳細は、2025年度新潟県公立高等学校入学者選抜要項において、選抜ごとに示されている。
2025年度新潟県公立高校入学者選抜の日程は、特色化選抜が2025年1月31日から2月4日まで出願を受け付け、2月10日に面接などを実施。2月13日に結果を通知する。一般選抜は、2月17日から19日まで出願、2月25日から27日まで志願変更を受け付け、3月5日に学力検査、3月6日に学校独自検査(実施校)を行う。追検査(実施校)は、学力検査が3月10日、学校独自検査が3月11日。合格発表は3月13日。
《奥山直美》
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