人気の漢字は…赤ちゃん名づけ2024年総合年間トレンド
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このランキングは、10月30日に発表された「2024年赤ちゃん名づけ男女年間トレンドベスト30」の総合版として、多くの要望に応える形で公開された。集計期間は2023年11月1日から2024年10月31日までで、総検索数は1,069万5,842件にのぼる。男女それぞれで存在する名前が混合検索数として反映されており、単純に「男女年間トレンド」と順位が一致するものではない。詳細については、Webサイト「赤ちゃん名づけ実績No.1／無料赤ちゃん名づけ」に掲載されている。
2024年の総合年間トレンドランキングで第1位に輝いたのは「悠斗（ゆうと）」くんで、昨年の14位から順位を上げた。「悠」という字には「はるか、遠い、長い」という意味があり、おおらかで落ち着いた心を持つことを表す。第2位には「誠（まこと）」くん、第3位には「一郎（いちろう）」くんがランクインした。6月26日に発表された「2024年赤ちゃん名づけ上半期トレンドアクセスベスト100」からは、第1位は変わらず、第2位と第3位が入れ替わる形となった。
ベスト30以内に新規でランクインした名前は13件（約43％）で、自然に関する文字を含む名前が多い結果となった。第8位「麻衣（まい）」ちゃん、第9位「桜咲（さくら）」ちゃん、第18位「実（みのる）」くんなどがその例である。「麻衣」ちゃんには、「麻のように強くしなやかに成長して人を包み込む優しさを持ち合わせてほしい」という由来が寄せられている。
今回ランクインした名前と同名の有名人には、第16位「駿（はやお）」くんに、アカデミー長編アニメ映画賞受賞の『君たちはどう生きるか』が話題となった宮崎駿がいる。女性では第12位「美波（みなみ）」ちゃんに、俳優の浜辺美波がいる。老若男女幅広く、同名の有名人がいることがわかる。
人気の漢字の傾向として、ベスト30以内にランクインした名前にもっとも使用された漢字は「一」で、昨年よりも3件増え6件で最多となった。続いて「斗」「衣」「恵」「美」が2件となった。「一」は物事のいちばん初めを意味し、2019年の「令和」改元時のランキングでも多く見られた。今回はその時を上回る数の「一」の付く名前がランクインしており、今年の名前のトレンドの1つといえそうだ。
◆2024年赤ちゃん名づけ総合年間トレンドアクセスベスト100
1位：悠斗（おもな読み：ゆうとなど）
2位：誠（まことなど）
3位：一郎（いちろうなど）
4位：一禾（いちか）
5位：凜（りん）
6位：萌衣（めい）
7位：恵（めぐみなど）
8位：麻衣（まい）
9位：桜咲（さくらなど）
10位：文子（ふみこなど）
《佐藤愛》
