群馬県、高校生向け修学支援制度を紹介…返済不要の奨学給付金も
子育て・教育
リセマム/教育・受験/高校生
群馬県では、学ぶ意欲のある生徒が経済的理由で進学・修学を断念することのないよう、国が実施する「高等学校等就学支援金制度」とは別で、奨学金や貸付金などの各種支援制度を用意している。
返済不要の「奨学のための給付金」は、生活保護受給世帯または非課税世帯などを対象に、国公立高校と私立高校に分けて募集。私立は、私立の様式で「生活こども部 私学・青少年課」へ申請書などを提出。国公立はオンライン申請で受け付ける。なお、国公立は年度を遡っての給付は不可のため、2025年2月以降の申請は給付できない可能性もあるという。そのため申請期限はすでに過ぎているが、対象者へ至急、申請をお願いしている。
家計急変世帯を対象とした「奨学のための給付金」については随時募集。このほか、随時申請できる制度には、「群馬県教育文化事業団高等学校等奨学金(緊急採用)」「母子・父子・寡婦福祉資金貸付金(修学資金・就学支度資金)」「群馬県生活福祉資金(教育支援資金)」「群馬県勤労者教育資金」「群馬県失業者緊急教育資金」「佐藤交通遺児福祉基金」などを設けている。
群馬県教育委員会の補助事業「群馬県教育文化事業団高等学校等奨学金」は、緊急採用以外は、11月上旬~下旬にかけて中学3年生を対象に予約採用を募集(学力基準・収入基準あり)。予約・定期採用1年生には、入学一時金として国公立5万円・私立10万円、月額として国公立1万8,000円・私立3万円を無利子で支給する。高校生向けの募集は、第1次募集が4月中旬~5月中旬、第2次募集が8月下旬~9月中旬。
高校生等を対象とした奨学金・資金貸付制度一覧やスケジュールは、群馬県のWebサイトで閲覧できる。申込期限や手続きなどは学校へ問い合わせるか、各団体のWebサイトでも確認できる。
《川端珠紀》
この記事の写真
/