【中学受験2025】女子校も人気増…過去問の売れ行き前年比較で探る注目校<女子校編>
子育て・教育
リセマム/教育・受験/小学生
志望校との相性を確認するために、秋から冬にかけて取り組む定番の教材、過去問題集。人気校・難関校の中学入試過去問題集を取り扱う出版社として、知名度も信頼度も高い声の教育社より発売中の過去問題集の出庫状況から、注目の女子校・ねらい目校を探る。
過去問出庫率前年比較(女子校編)
3年間の出庫率(前年比)を見ていくと、1位となったのは淑徳与野で、2024年11月時点で前年比126.1%。2位は前年比124.4%の神奈川学園。3位は実践女子学園で前年比121.3%となった。淑徳与野は2024年度入試より導入した「医進コース」の人気だけでなく、「さいたま新都心駅からも歩いて行ける立地のため、埼玉以外の受験者層も増えているのではないか」と分析した。なお、3位の実践女子学園は、現段階で品切れとなっている。上位10校は以下のとおり。
過去問出庫率前年比較<女子校編>TOP10
数字の見方例:校名 一昨年110%→昨年100%→今年95%
1位 淑徳与野 98.7% → 102.1% → 126.1%
2位 神奈川学園 101.9% → 79.3% → 124.4%
3位 実践女子学園 *122.9% → 106.7% → *121.3%
4位 東京女学館 97.0% → 94.0% → 114.7%
5位 和洋国府台女子 84.8% → 98.3% → 113.3%
6位 共立女子 100.7% → 92.5% → 111.4%
7位 普連土学園 91.3% → 115.2% → 110.9%
8位 恵泉女学園 104.5% → 90.6% → 109.7%
9位 中村 104.0% → 103.3% → 109.7%
10位 白百合学園 95.8% → 89.0% → 108.8%
*…品切れ
YouTube「声教チャンネル」に自ら出演し、各種学校説明会等の講演や相談員としても引っ張りだこの声の教育社 三谷氏と後藤氏は、「前年比5%以上増えている学校なのにトップテンに入らない学校があり、男子校同様、女子校も(人気)」と言及している。過去問の出庫率から、ねらい目と考えられる学校のランキングや各学校の注目の理由など詳しい解説は、YouTube動画で視聴できる。また、11位以下で前年比5%以上増加した「女子校出庫率もうすぐトップテン」も動画内で紹介している。
10代の貴重な6年間を過ごす学校選び。ぜひ過去問の売れ行きや、気になる学校の出題傾向も参考にしていただきたい。
◆声の教育社 三谷氏 プロフィール
学生時代から塾講師を始め、教室長・受験対策部長として約20年の指導を経験したのち、2000年に声の教育社へ入社。以来、学校担当として年間のべ100校以上の中高を訪問し続けている。中学受験業界の著名人が講師を務めることで知られる「首都圏模試センター保護者会」をはじめ、「東京私学経営者協議会」「神奈川私立中学広報会議」「安田教育研究所主催セミナー」等、多くの講演活動も行っており、「よみうり進学メディア」「塾ジャーナル」他での執筆も多数。私学や塾のオモテだけでなくウラ情報にも精通しているが、家にテレビが無いためやや世情には疎い。
◆声の教育社 後藤氏 プロフィール
塾講師を10年経験したのち、声の教育社へ編集者として入社。現在は渉外業務を中心に、講演会や動画授業の講師も務める。編集部時代は毎年250校、500回以上の入試問題をひたすら解き、解説を編集するという日々を10年以上過ごす。保護者として息子の中学受験も経験。三度の飯より過去問が好き。
男子校編はこちら
共学編(Comming Soon)
《編集部》