齋藤飛鳥、乃木坂46卒業後の“アイドル役”で見えた景色「ステージに立つことはもうないと思っていました」<【推しの子】インタビュー後編>
芸能
モデルプレス/ent/wide/show3
【写真】【推しの子】アイ役齋藤飛鳥のアイドル姿
◆ドラマ&映画【推しの子】
Amazonと東映による【推しの子】を実写映像化する共同プロジェクトが始動し、ドラマシリーズをPrime Videoにて11月28日21時より世界独占配信、その続編となる映画『【推しの子】-The Final Act-』を東映配給にて12月20日より全国公開。2020年に週刊ヤングジャンプにて赤坂アカと横槍メンゴのタッグで連載がスタートした「【推しの子】」は、伝説のアイドル・アイの子どもとして転生するというファンタジックな設定と、ショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、“芸能界”という複雑な世界に躊躇なく切り込む他に類を見ない斬新なストーリーが衝撃を与えた。ドラマ&映画では、そんな物語の重要人物・アイを齋藤が演じる。
◆齋藤飛鳥、乃木坂46卒業後にアイドルを演じた心境
― 今作は齋藤さんご自身にとってアイドル卒業後の作品となりました。卒業後に“アイドル”を演じたからこそ感じたことはありますか?
齋藤:ライブシーンや歌番組、ミュージックビデオの撮影シーンは、客観的に見ると本人たちが思っている以上に華やかに見えるんだなと思いました。その世界で10年以上活動させていただきましたが、改めて自分がアイドルを離れた上でアイドルを演じると実感しますね。
― “卒業後にアイドルを演じる”というのも、どこか不思議な感覚ですよね。
齋藤:そうですね。卒業したらステージに立つことはもうないと思っていました。アイは乃木坂46時代にもなかなか着なかったような衣装を着ているのですが、それも新鮮な感覚がありました。
◆齋藤飛鳥が悲しみを乗り越えた方法
― 今作には不安や悲しみを乗り越えていく登場人物がたくさんいますが、齋藤さんご自身が不安や悲しみを乗り越えた方法があれば教えてください。
齋藤:乃木坂46としてアイドル活動をしていたときも、悩んだときは周りの声ももちろん聞くけど、最終的には自分で解決したいし、自力で乗り越えたいタイプでした。あまり1つひとつを細かくシビアに考えすぎても自分が壊れちゃうだけなので、適度に「いいか」とか、ちょっと諦めの気持ちを持つというのは、私がここまで26年生きていく上で身につけた壁を乗り越える方法でもあるし、自分を守る方法でもあるのかなと思います。
◆齋藤飛鳥の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者がたくさんいます。最後に齋藤さんが思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。
齋藤:先ほど話したこととも重なるんですけど、ポジティブな意味で諦めの気持ちを持つことも大事だと思います。夢を追いかけることはもちろん大事なことですが、そのときの自分の環境や気持ちによっては難しい場合もあるとは思うので、そうなったときに自分にたくさんストレスをかけるよりも、人生として幸せであることが1番大事だと思っています。
そして、常に自分がフラットでいること。周りの声が聞こえやすくなって、夢に近づいたり、諦める選択をしたりすることを自分で調整できると思うので、私はその2点を大事にしています。
― 「今ストレスがかかっているな」と感じたときには、どのようにリフレッシュされていますか?
齋藤:とりあえず1人になるとか、外の空気を吸うとかはその場でできる解決策です。あとは、やりきったときにご褒美的なものを自分に与えることもリフレッシュ法かなと思います。それはご飯でも良いし、大人ならお酒でも良いし、時間があるなら旅行でも良いし。そうやって自分に時間をかけてあげることが大事なのかなと思っています。
― 素敵なお話ありがとうございました。
(modelpress編集部)
PHOTO:赤英路
◆齋藤飛鳥(さいとう・あすか)プロフィール
1998年8月10日生まれ、東京都出身。身長は158cm。2011年「乃木坂46」のオーディションに合格し、第1期生最年少メンバーとしてグループに加入。2023年5月に東京ドームにて開催された「乃木坂46齋藤飛鳥卒業コンサート」をもって、乃木坂46の活動に終止符を打った。グループ卒業後も活躍の幅を広げており、2023年にはMBS・TBSドラマと映画で実写化された「マイホームヒーロー」シリーズ(映画公開は2024年)、フジテレビ木曜劇場「いちばんすきな花」(2023年)に出演。2024年10月期のTBSドラマ「ライオンの隠れ家」での演技も話題を呼んでいる。
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《モデルプレス》