WRO2024トルコ国際大会、日本チームが金メダル | NewsCafe

WRO2024トルコ国際大会、日本チームが金メダル

子育て・教育 リセマム/教育ICT/高校生
WRO(World Robot Olympiad)
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 世界最大級の国際ロボット競技会「WRO(World Robot Olympiad)」が、2024年11月28日から29日にかけてトルコ共和国イズミルで開催された。今回の国際大会には、世界中の国と地域から約600チームが参加し、日本からは14チームが出場した。日本の高校生チームは、金メダルと銅メダルを獲得し、中学生を含む4チームが8位以内に入賞するという成果を収めた。

 WROは、子供たちの創造力と問題解決力の育成を目的に、2004年にシンガポールサイエンスセンターで第1回大会が開催されて以来、毎年国際大会が行われている。現在では、世界約90の国と地域から7万5千人以上の小中高校生が参加する大規模なイベントとなっている。日本では、プログラミング教育の必修化やPBL(Project Based Learning)、STEM教育への関心の高まりを背景に、産学官連携のもとで国内地区予選会や参加チーム数を増やしながら、20年にわたり継続して開催されている。

 今回のWRO 2024トルコ大会では、さまざまな部門で競技が行われた。特に注目されたのは、ROBOMISSION部門とFUTURE INNOVATORS部門である。ROBOMISSION部門では、ミッションを攻略する自律型ロボットを製作し、その能力を競う。ジュニア部門には114チームが参加し、日本からは群馬の「Hot Chicken」が5位、沖縄の「AMICUS GIRLs」が7位に入賞した。シニア部門には104チームが参加し、愛媛の「YTHS 2BY」が1位、愛知の「meiden」が3位、沖縄の「AMICUS R2K」が6位に入賞した。

 一方、FUTURE INNOVATORS部門では、テーマに沿ったロボットシステムを提案し発表する。シニア部門には48チームが参加し、静岡の「ULTRA S」が7位に入賞した。

 日本からの参加チームは、いずれも高い技術力と創造力を発揮し、国際舞台での競技において優れた成績を収めた。これらの成果は、日本の教育現場におけるプログラミング教育やSTEM教育の充実を示すものであり、今後のさらなる発展が期待される。

《佐藤愛》

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