金沢工業大学、春期集中講義でAI・IoT学ぶリカレント教育
子育て・教育
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このプログラムは、企業に勤務する社会人が学生や教員と共に学び、企業ニーズに対応した知識を修得することを目的としている。さらに、学生や教員とのネットワークづくりや、修得した知識を活用した研究・開発による企業の成長をサポートすることも狙いとしている。授業は対面授業(大学の教室で受講)と遠隔授業(自宅や会社からのオンラインで受講)のいずれかで実施される。
募集期間は2024年12月2日から2025年1月14日まで。科目によって授業形態が異なるため、詳細は金沢工業大学のWebサイトで確認できる。
金沢工業大学は、「自ら考え行動する技術者の育成」を教育目標に掲げ、2016年度から「世代・分野・文化を超えた共創教育」を実践している。「情報技術教育プログラム」もその一環として位置づけられており、学生は正課授業や課外学習を企業の技術者や海外からの留学生と共に取り組むことで、幅広い知見やコミュニケーション能力を修得している。
現在、急速に実現されつつあるSociety 5.0では、あらゆる「モノ」や「コト」がデジタルで表現され、AIやIoTを中心とする新しい情報技術が広く活用されると考えられている。このような社会では、製造業や金融業、サービス業や農業などすべての業界において新たな情報技術が導入され、業務形態が大きく変わることが予想される。新たな情報技術を身に付けた人材が、新しい価値を創出できる人材として活躍することが期待されている。
金沢工業大学は、社会人が学生や教員と共に学びながらAIやIoTといった先進情報技術を身に付けることができる教育プログラムを提供する。さらに、「情報技術教育プログラム」で学んだ社会人が、その発展形として、金沢工業大学の高度な研究環境の中で共同研究に取り組むなど、教員や学生と連携した研究活動へと展開することも期待されている。これまでに、このプログラムを発端として、さまざまな共同研究につながっている。
対象科目は、「AIとビッグデータ」コースでは、AIプログラミング入門、AI応用(深層学習)、AI応用(自然言語処理)、ビジネスデータサイエンス、データサイエンス応用が提供される。「IoTとロボティクス」コースでは、IoT基礎、IoTプロトタイピング、IoTプログラミング入門、ドローンプログラミング、ロボティクス基礎、IoT応用が含まれる。「ICTと情報セキュリティ」コースでは、情報ネットワーク基礎、ネットワークセキュリティが学べる。
受講に際しては、「単一科目」または「履修証明プログラム」のいずれかを選択し、科目を選択する。「単一科目」区分の場合、コースに関係なく希望する複数の科目の履修申請が可能で、1人あたり2科目まで申請できる。「履修証明プログラム」区分の場合、コース内の科目を6単位修得することで履修証明書が発行される。対象となるのは「IoTとロボティクス」コースである。
受講料は「単一科目」2万4,000円(1科目あたり、別途検定料必要)である。受講期間は2025年2月19日から3月13日までで、科目によって開講日は異なる。詳細は金沢工業大学のWebサイトで確認できる。
◆KITリカレント教育プログラム
日時:2025年2月19日(水)~3月13日(木)
会場:金沢工業大学またはオンライン
対象:社会人、学生
募集人数:未定
申込締切:2025年1月14日(火)
参加費:単一科目2万4,000円(1科目あたり、別途検定料必要)
申込方法:金沢工業大学Webサイトより申し込む
《栄亜衣》
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