クリスマスプレゼントの予算、3年ぶり8,000円台に
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この調査は、クリスマスプレゼントの予算やプレゼントに関する意識を把握することを目的に、1995年から毎年実施している。調査は3歳から12歳の子供を持つ男女600人を対象に、11月1日から5日までインターネットで実施した。
調査結果によれば、プレゼント予算を増額したと回答した人は22.3%で、増額理由としては「子供がリクエストするプレゼントの金額変化」や「子供が学校の勉強や習い事を頑張ったから」があげられた。物価高の影響よりも、子供の希望や努力に応じて予算を調整する親の姿勢がうかがえる。
プレゼントのカテゴリ別ランキングでは、「おもちゃ」が1位となり、続いて「ゲーム(ソフト・本体)」が2位、「衣類・服飾雑貨などの日用品」が3位となった。昨年と比べて「おもちゃ」カテゴリの割合は2%増加し、「ゲーム」カテゴリは3%減少した。
プレゼントの認知経路については、「店頭」が29%で1位となり、リアル回帰の傾向が見られた。年齢別では、3歳から5歳の子供は「店頭」での認知がもっとも高く、9歳から12歳の子供は「YouTube」での認知がもっとも高い結果となった。これにより、子供の成長に伴う行動や交友関係、接する媒体の変化が明らかになった。
バンダイのコメントによれば、今年のクリスマスは12月24日と25日が平日となる4年ぶりのクリスマスであることから、プレゼントを渡す日が「24日または25日」と回答した保護者が76.5%にのぼった。約2割の保護者がクリスマスのために有給を取ることもわかり、子供たちのために準備を進める親の姿勢が浮き彫りになった。
今回の調査は、子供たちの生活にかかわる生の声を幅広い視点から把握し、現代の子供たちの実態を解き明かすことを目的としている。バンダイは1995年からこの調査を毎年実施しており、今年で30回目を迎えた。
《佐藤愛》
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