「M-1グランプリ2024」決勝進出9組発表 令和ロマンが初の2連覇狙う
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【写真】今年度の「M-1」決勝進出9組
◆「M-1グランプリ2024」決勝進出9組発表
TVerスペシャルライブの生配信で行われた決勝進出者発表会見は、昨年に引き続きマヂカルラブリーが司会を担当。野田クリスタルは「ここに来ると受かったときじゃなくて落ちたときのことを思い出しますね」と、優勝した第16回大会を懐かしむも、村上から「あなた発表があること忘れてましたよね」とツッコまれてしまう。そしていよいよ、発表の瞬間を撮影したVTRとともに、名前を呼ばれた決勝進出者たちが順に舞台に登場。見事決勝に進出したのは、ママタルト、令和ロマン、ジョックロック、真空ジェシカ、エバース、トム・ブラウン、ダイタク、ヤーレンズ。、バッテリィズ。ママタルト、ジョックロック、エバース、ダイタク、バッテリィズの5組が初の決勝進出となる。
決勝進出の感想を聞かれたママタルト・大鶴肥満は「みんながよくこれをゴールインと言いますが、私はスタートなのかなと思います」と落ち着いた口調で言うと、相方の檜原洋平が「それサツマカワRPGさんとでか美ちゃんさんの結婚式での長すぎる牧師の挨拶」とツッコミ。令和ロマン・高比良くるま(※「高」は正式には「はしごだか」)は野田から「どういう気持ちで参加してるんですか?」と聞かれ、「通過点、ただそれだけです」と余裕の発言をすると、松井ケムリが「王者すぎる! それじゃ悪役だよ」と慌てて止める。その後も孤高の王者風にボケ続けた髙比良だが、「発表後に誰も駆け寄って来なかった(笑)」という王者ならではの切ない本音も。松井は、昨年の優勝賞金1000万円を事前の約束によりすべて高比良にあげてしまったため、「今年は1000万円を取り返しにきました。忘れ物の1000万!」と宣言する。
ジョックロック・福本ユウショウはネタ同様に「めちゃくちゃうれしー!」と立膝ポーズで雄叫び。マヂカルラブリーの2人が「見てたやつだ」「生だ」と福本のボケに喜ぶと、福本はすかさず「CMとかに使いやすいので」とアピールしてみせる。4年連続の決勝進出となった真空ジェシカは、「さっきまで犬の姿だったので」など、今年の会見でも真空ジェシカ・川北茂澄がボケ三昧。隣に立つ福本と叫び合う即興のボケがハマり、会見中に何度も2人でボケ合っていた。
バッテリィズは「名前呼ばれへんかなと思ったら、呼ばれてうれしかったです」「賞金は全部親にあげます。あげたら喜ぶんで」など、エースが素直すぎるコメントを連発。昨年令和ロマンに敗れ準優勝となったヤーレンズは、楢原真樹の「憎っくき令和ロマンを倒す」というコメントが不発に終わったため、出井隼之介が「いけすかない王者を俺が倒してやりますよ」と前に出るも、川北に絡まれすぐに引っ込んでしまう。
ラストイヤー&準決勝進出6回目にして遂に決勝への切符を掴んだ双子コンビ・ダイタクは、発表の際のリアクションについて「2人がかぶったら『双子だな』ってなるし、合わなかったら『双子なのに』ってなるので、ちょっとだけ合ってると思います」と2人で照れ笑い。「泣くかと思ったんですが、うるうるくらいで。でもその後、出所明けくらい後輩たちが来てくれたので泣きました」とも明かした。
6年ぶりに決勝に返り咲いたトム・ブラウンは、「2018年のときは優勝目指していたのに、『飛び道具』『爪跡残せればいいじゃん』って言われて正直ムカついていた。6年越しにようやく決勝に行けたので、正直死ぬほどうれしいです」と告白。またケイダッシュステージからトム・ブラウンとヤーレンズ2組が決勝に進出したということで、事務所初の優勝コンビ誕生への期待も膨らませていた。エバースの町田和樹は発表の瞬間について「ゾーンに入ってました」の一点張り。堂々としているように見えるも、野田から2人とも緊張しやすいことをバラされると、佐々木隆史は「準決勝で緊張しないようにすべてのライブを準決勝だと思ってやったら、緊張して全部噛んだんです」と明かし会場を笑わせた。
生配信終了後の質疑応答では、現王者として優勝の決め手を聞かれた高比良が「M-1への愛じゃないでしょうか」とキッパリ。松井は冷静に「一番おもしろい漫才をした人が優勝すると思います」とコメント。続けて「ここだけは負けていない」という点について聞かれると、「実績」「それだけは負けてないと思います」と2人で胸を張った。
◆「M-1グランプリ2024」
2001年、お笑い界に旋風を巻き起こした「M-1グランプリ」。第1回の中川家優勝を皮切りに、これまで錚々たる漫才の王者が19組誕生した。2023年は、令和ロマンが、結成6年目、初の決勝進出、トップバッターにして優勝という快挙を達成。さらに彼らは今年も大会に出場し、史上初の2連覇を狙っている。しかし、今大会の出場者数は1万330組と遂に1万組を突破し、優勝は過去最大の難関に。この記念すべき大会で、一番おもしろい漫才を披露し、脈々と受け継がれてきた“漫才日本一の称号”を20番目に手にするのは果たして誰なのか。
本番のネタ順はおなじみとなった「笑神籤(えみくじ)」方式。毎回クジを引き、呼ばれた組がそのままネタを披露。1組ずつネタ順が決定していくことになる。敗者復活戦は、21組の漫才師が準決勝の順位をもとにA・B・Cの3つのブロックに7組ずつ分かれ、順番に4分間の漫才を披露。1組目とネタを終えたばかりの2組目、どちらがおもしろかったかを観客の中からランダムに選ばれた審査員が投票。その勝者と3組目、とサバイバル方式で競い、勝ち残った1組が各ブロックの勝者となる。さらに、「M-1グランプリ」を知り尽くした芸人審査員が各ブロックの勝者3組の中から一番おもしろいと思った1組に投票。得票数がもっとも多かった組が決勝進出となる。観客とプロ、ふたつの厳正な審査を勝ち抜く敗者復活最強の1組はどのコンビになるのか。彼ら9組に、決勝前に東京・新宿住友ビル三角広場にて行われる敗者復活戦で選ばれる1組を加え、計10組で優勝賞金1000万円と漫才日本一の称号を競う。(modelpress編集部)
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