岩橋玄樹「今までは甘えていた」ソロデビューから4年で感じた成長 日本ベースの活動で世界進出目指す理由は?【インタビュー前編】 | NewsCafe

岩橋玄樹「今までは甘えていた」ソロデビューから4年で感じた成長 日本ベースの活動で世界進出目指す理由は?【インタビュー前編】

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モデルプレスのインタビューに応じた岩橋玄樹(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた岩橋玄樹(C)モデルプレス 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2024/12/09】2021年3月にKing & Princeを離れ、ソロ活動4年目を迎えた岩橋玄樹(いわはし・げんき/27)に、モデルプレスがインタビュー。精力的に音楽活動を行ってきた傍ら、アメリカの芸能事務所「Three Six Zero」へ所属、オーディションやレッスンなどを積み重ねるなど新しい環境に身を置き常に挑戦し続けてきた彼が、いま感じている自身の成長とは。そして「世界で活躍すること」を目標としながら日本での活動をベースに置き続ける理由に、彼の信念があった。【インタビュー前編】

【写真】岩橋玄樹、スタイル抜群の全身ショット

◆岩橋玄樹、ソロデビュー4年目で感じる自身の成長

グループからソロへと活動の形を変え、約4年。1番成長した部分を聞くと、岩橋は「決断力かな。“イエスかノー”で『嫌だったら嫌だ』ってはっきり言うようになったし、意外と性格はめちゃくちゃ男っぽいと思います」と答える。以前の事務所に所属していた時との大きな変化を感じているようだった。

「チームとして皆で進めているけど、自分がそのステージに実際に立っている人間だから『こういうことがやりたい』というしっかりとした考えを持って決めないといけないことがたくさんあるので、自分の決断や発言に対しての責任は前より持てるようになりました。今までは甘えていたというか、大きな事務所だったのでサポートしてくれる人がたくさんいたり、メンバーもいたりしたので、皆に頼っていて見えていなかった部分もたくさんありましたけど、だんだんそういうことを学んで自分で責任を持って取り組んでいったことがどんどん仕事に繋がってきていると思います」

◆岩橋玄樹、新しい環境でも怖気づかなかった理由

ソロ活動を続けていく中で、岩橋は2023年3月にアメリカの事務所「Three Six Zero」と契約。自ら打ち合わせに参加し英語でコミュニケーションを取ることも多くなったというが、これまで経験したことのない新しい環境に苦しむことはなかったのだろうか。

「英語を喋る時にシャイになってしまう人も多いと思うのですが、自分はそうならないように心がけていて、自分の意見を自信を持って言うようにしています。そこから海外の仕事に繋がることもたくさんありました。調子がいい時は英語でのミーティングもスムーズに行くし、フレンドリーに話せるから僕の性格をとても気に入ってもらえるんです。分からない単語があっても、なんとか自分の頭をフル回転させて話しています」

彼が言うように英語で話すこと、意見を伝えることに怖気づいてしまう人も多いだろう。そういった人たちへのアドバイスを聞くと「自分が1つのキャラクターになったと思って喋った方がいいと思います」と表舞台で活躍し続ける彼ならではの回答が返ってきた。

「本当に日本語で話している時と全く違う。こうやって日本語で話している時やオフの時は声のトーンもすごく下がっているけど、英語で喋る時はステージの上に立っている時と変わらない感覚で『Genki Iwahashi』というものをしっかりと伝えないといけないという気持ちになります。初めて会う人にも何回も会っている人にも『自分がどういう人間か』をしっかりと伝えることが大事だし、年齢に関係なくリスペクトし合うことも大切なことだと思います」

◆岩橋玄樹、レッスンでぶつかっている壁

岩橋は現在、ロサンゼルスと日本を行き来しながら様々なレッスンを受ける多忙な日々を送っている。「発音や歌がまずちゃんとしたレベルに達していないと、オーディションでしっかり見てもらえないので、発音のトレーニングを受けています。あとは、マイケル・ジャクソンの指導をしていた先生のところに行ってボイストレーニングを受けたり、ダンスだったらジャスティン・ビーバーのバックダンサーに直接マンツーマンでプライベートレッスンを受けたり。現地に行って学ばないと分からないことがたくさんあるので、そこはしっかりとトップレベルの人たちに教えてもらっていますし、そこから繋がっていくこともすごくたくさんあります」

世界トップクラスの講師たちに教わる中でぶつかっている壁は「めちゃくちゃあります」と話す岩橋。「自分が元々やってきたものに対して満足していた部分もありましたけど、本当のトップレベルの人たちと話したり、彼らからいろんなことを教えてもらったりすると『まだまだなんだな』と毎回思います」と自身の実力不足を痛感することもあるというが「それで落ち込むことはなくて、少しでもその人たちに近づけるように頑張っています」と前向きな姿勢を見せていた。

◆岩橋玄樹、様々な活動通して「世界で活躍する」という目標へ

さらに、岩橋は音楽活動に限らず、ラグジュアリー・ライフスタイルブランド「Stampd(スタンプド)」と、岩橋が「本当のおじいちゃんみたい」と慕うシェフ・松久信幸氏が手掛けるレストラン「Matsuhisa」によるコラボレーションプロジェクト「Sushi Club」のアンバサダー、貧しい地域に住む子どもを継続的に支援するチャイルドスポンサーシップへの参加など、多岐にわたる発信を行う。一見ライブや音楽制作とは少し離れた活動に見えるこれらの仕事も、本当の意味で「世界で活躍する」ための1歩なのだと語る。

「『Sushi Club』のコラボは、Nobuさん(松久信幸氏)を通して『Stampd』デザイナー・Chris Stampさんと会う機会があって、色々話したらすぐに気に入ってくれて『じゃあぜひやろう』と決まりました。アメリカは『OK!じゃあ次の日やろう!』みたいな感覚で物事が進んで、そこから色々話したり、ご飯に行ったりしてもっと友達になっていく。お互いのことをさらに知って一緒に撮影したりしてリスペクトしてくれているし、僕も本当にリスペクトしているので、良い関係だと思うし、そのチャンスを与えてくれたNobuさんにも本当に感謝しています。僕もNobuさんのように誰かにチャンスを与えられるような存在になっていきたいと思いますし、それが今ではなくても、もう少し大人になった時にそういう自分が受けた恩を忘れないで、また未来の子供たちに繋げていけたらいいかなという思いもあって、今こうやってステージで歌ったり、いろんな芸能活動をさせてもらったりしています。

そんな中で、今日のご飯や明日の生活がどうなるか分からないという子供たちがこの世界にいることを知って。もちろんそういうニュースは知っていたけど、ちゃんと学ぼうと思ったのは僕がちょうどお休みしていた時期の2019年でした。自分もすごく辛い時期だったんですけど、自分が辛いからこそ誰かを助けることができたら、自分も少しは救われるのではないかという気持ちもあって、実際にそういった子どもたちへの支援を始めました。そうしたら『こうやって元気になりました』と報告のお手紙をもらって、すごく自分のモチベーションにも繋がったので、2019年からずっと続けていたんですけど、今年ソロで3周年になったこのタイミングで、僕だけで留めておくのは良くないというか。応援してくださる人がたくさんいるから、そういう若い世代の方々にも『こういう現実があるんだよ』と僕がもっと発信していくべきだと思ったんです。なんでそう思ったかというと、僕がアメリカに行ってお仕事していることを、本当にいろんな方に『世界で活躍していてすごいね』と言ってもらえるけど、世界にはヨーロッパもあればアジアの国もあるわけで、貧困の子どもたちもいる。そういうところから目を背けてはいけないし、しっかりとサポートしていくことが、本当に『世界で活躍している』という意味なんだと自分の中で変換させています。もちろんアメリカで活躍したいし、他の国でも活躍したいからこそ、まずはそういう現実があるということを、日本から表舞台に出る人間としてしっかりとより多くの日本の人たちに伝えないといけないと思って公表しました」

◆岩橋玄樹、日本をベースに活動し続けるワケ

様々な活動を通して、岩橋は「世界で活躍する」という目標を持ちながら、同時に日本から世界に発信する人間であることを強く自覚してきたことが分かる。そんな彼に改めて日本をベースに活動を続ける理由を聞いてみた。

「やっぱり僕は日本で生まれ育って、日本で芸能活動をさせてもらっていろんなことを学ばせてもらったという感謝の気持ちがあるので、日本人としてこの日本の良さというのをしっかりと世界に伝えたいと思っているし、毎回言っているんですけど『僕を応援してくださっているFairy(岩橋のファンネーム)の素晴らしさを世界に届けたい』というのが僕の夢の1つでもあるので、僕1人で行くのではなくて、『チーム岩橋玄樹』『チームFairy』として皆で世界進出したいんです。あくまで日本がベースで、そこから遠征のような感覚でフットワークを軽くして世界に行けたらというスタイルで、今は少しずつその基盤を作っている段階です。このキャリアが徐々に積み重なっていったらもっともっと大きくなって、そこからFairyの存在を世界中の人たちに知ってもらえると思うし、こんなに素晴らしいファンの人たちが日本にはいるんだということを色んな人に知ってもらいたいです」

彼が生まれ育ってきた故郷・日本を愛するのと同じくらい、ファンである「Fairy」に対する愛は深い。その証拠に、Fairyの素晴らしさを問うと「コンサートに来てくださっているFairyの皆さんは感じているものだと思うし、人それぞれで捉え方も違うから、一言で『僕とFairyの関係はこうなんです』と言葉にするのはとても難しいですね…」と一概には言い表せない存在の大きさに、悩ましい表情も見せた。しかし「1つだけ言うなら」と話し始めた言葉には確かな愛情が詰まっていた。

「ファンクラブの名前が『Fairytales』で『おとぎ話』という意味なんですけど、コンサートやイベントだったり、写真集を出したり『Sushi Club』でコラボアイテムを出したりという活動の1つひとつが全部、Fairyという存在がいるからこそ、また新たな1ページを刻むことができて次のお話にどんどん繋がっていって、絵本を作っているというファンタジーみたいな感覚です。その物語を大きくしていきたいというのは、僕1人ではできないのでFairyの皆さんも主人公なんです」

後編では、12月18日にリリースする3rdアルバム『I’m A Hero』とそれを記念した全国ツアーに込める思い、そしてこれまで長く活動してきた彼だからこそ分かる不安や葛藤との向き合い方を聞いた。(modelpress編集部)

◆岩橋玄樹3rdアルバム「I’m A Hero」

本作は、7月に配信リリースした『花、暖かく』のほか、10月に先行配信シングルとしてリリースされたコレサワとのコラボ楽曲『あたしだけのスーパーマン feat. コレサワ』、韓国の5人組アイドルグループMYNAME(マイネーム)より、リーダー/メイン・ボーカルのGUN WOO(コヌ)とのコラボ楽曲『We Walk Together feat. GUN WOO(MYNAME)』など全10曲を収録。「誰もが誰かのヒーローになれるんだよ」というメッセージとともに、「常にカッコよく、そして優しく、誰からも頼りにされる存在」「日々悩みや迷いを抱える弱さ」というヒーローの二面性を描いている。

◆岩橋玄樹(いわはし・げんき)プロフィール

1996年12月17日生まれ、東京都出身。2010年に旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)に入所するとジュニア時代から人気を集め、2018年King & Princeとしてデビューを果たした。しかし、同年10月よりパニック障害の治療に専念するため休養、2021年3月には同グループからの脱退及び事務所退所を発表した。

その後個人のSNSを続々と開設し、同年12月には1stシングル『My Lonely X’mas』でソロデビュー。2023年3月にはアメリカの芸能事務所「Three Six Zero」に所属し、活動の幅を広げてきた。2024年12月18日には3rdアルバム『I’m A Hero』をリリースし、そのアルバムリリースを記念したZeppツアー「GENKI IWAHASHI TOUR 2025 “I'm A Hero”」を2025年1月10日より開催する。

【Not Sponsored 記事】

《モデルプレス》

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