紙の教材のメリット、アンケートで明らかに…小学館集英社
子育て・教育
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この調査は、紙の教材が学習に与える影響を明らかにするため2024年11月29日から11月30日の期間に実施された。デジタル学習が普及する中で、紙の教材がもつ独自の利点を再評価する動きが見られる。
紙の教材のメリットで、もっとも多くあげられたのは「手で書くことによって、知識が記憶として定着する」で、52.8%の回答者がこれを支持した。ついで「文字を書く練習ができる」が47.9%、「成果が形として残るため、子供自身が達成感を得やすい」が33.7%と続いた。さらに、「自由に書き込めるため、学習内容が頭に入りやすくなる」(33.3%)や「成果が形として残るため、親が学習の進捗を把握しやすい」(28.4%)といった意見も見られた。
年齢別に見ると、35~39歳の回答者は「手で書くことによって、知識が記憶として定着する」を65.2%と高く評価している。また、45~49歳の回答者は「成果が形として残るため、子供自身が達成感を得やすい」を43.8%、30~34歳の回答者は「成果が形として残るため、親が学習の進捗を把握しやすい」を40.7%と、それぞれの年齢層で異なるメリットを感じていることがわかった。
デジタル学習に関しては、視力への影響や集中力の低下といったデメリットが指摘されることもあるが、紙の教材に取り組むことで得られる知識の定着や達成感など、学習の本質的な部分でのメリットを感じている保護者が多いことがうかがえた。
今回の調査結果は、デジタル化が進む教育現場において、紙の教材がもつ重要性を再確認できる機会となった。教育関係者や保護者にとっては、子供の学習方法を見直す一助にもなるだろう。
小学館集英社プロダクションでは12月18日より「小学館の通信教育 名探偵コナンゼミ」の春の入会キャンペーンを開始している。2025年4月に小学2年生から6年生になる子供を対象に、4月号の募集を行う。キャンペーン期間は2025年2月20日までで、期間中の入会で2,000円割引になる特典などが用意されている。
《栄亜衣》
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