【高校受験2025】東京都私立高、初年度納付金は平均98万7千円
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この調査は、都内私立高等学校232校(休校中の学校等を除く)を対象に、授業料、入学金、施設費および学則上のその他納付金を含む初年度納付金の状況を把握するために行われた。調査結果によると、対象校のうち、初年度納付金を値上げした学校は90校(38.8%)、値下げした学校は4校(1.7%)、据え置いた学校は138校(59.5%)であった。
初年度納付金がもっとも高いのは、玉川学園高等部【IB】193万2,300円、ついで国本女子【ダブルディプロマ】157万6,000円、文化学園大学杉並【ダブルディプロマ】156万6,000円。一方、もっとも低いのは、東洋女子75万2,000円、ついで駿台学園77万6,000円、東星学園77万6,700円。ただし、生徒非募集校を除く。
初年度納付金の平均額の推移をみると、2020年度は93万4,038円、2021年度は93万4,995円、2022年度は94万5,522円、2023年度は95万6,918円、2024年度は97万1,469円、2025年度は9万87,437円と、毎年増加傾向にある。
各費目の平均額をみると、授業料は50万648円、入学金は25万4,311円、施設費は3万5,715円、その他の費用は19万7,397円であった。これらの費用は、延べ学校数の平均額として算出されている。授業料とその他の費用は毎年度納付する費用であり、入学金と施設費は入学時に一括納付する費用である。
授業料がもっとも高いのは玉川学園高等部【IB】で136万1,000円、もっとも低いのは錦城学園で34万8,000円。入学金がもっとも高いのは広尾学園で38万8,000円、もっとも低いのは桜美林で10万円。施設費がもっとも高いのは品川翔英で20万円、もっとも低いのは145校が0円。その他の費用がもっとも高いのは聖徳学園【データサイエンス】で51万6,800円、もっとも低いのは駿台学園で0円であった。
値上げ率に関しては、5%以上の値上げを行った学校が40校(14.4%)、4%以上5%未満が10校(3.6%)、3%以上4%未満が13校(4.7%)、2%以上3%未満が19校(6.8%)、1%以上2%未満が15校(5.4%)、1%未満が4校(1.4%)であった。一方、値下げを行った学校は7校(2.5%)、据え置いた学校は162校(58.3%)であった。
10年以上初年度納付金を据え置いている学校は22校あり、錦城はもっとも長く33年連続で据え置いている。値上げ額がもっとも高かったのは神田女学園で、19万8,000円(21.9%)の値上げが行われた。
《佐藤愛》
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