2024年は、長らくグループを引っ張ってきた齊藤京子の卒業に加えて、加藤史帆・東村芽依・丹生明里・濱岸ひよりが同時に卒業を発表するなど、グループにとって大きなトピックが多かった日向坂46。一方で、4期生が活躍の場を一気に増やし、新世代の台頭も目立った。本記事では、そんな日向坂46の中で、今年注目を集めたメンバーをピックアップして紹介したい。
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まず、『non-no』の専属モデルを務め、『Rakuten GirlsAward』『東京ガールズコレクション』といったイベントにも出演するなど、ファッションの分野でも活躍する1期生の佐々木美玲は、12月に1st写真集『陽射しのパレード』を発売。ベトナム・ダナンを舞台に大人っぽい水着やランジェリーカットにも初挑戦しており、新たな魅力を発揮した。また、8月には船舶免許を取得したことを報告し、SNSでは船を操縦する様子を公開してファンを驚かせたことも。1期生はメンバーの卒業が続いているが、来年もそのマルチな才能を活かしてグループを引っ張っていってくれることを期待したい。
また、2期生の富田鈴花は、車好きという個性を活かし、「ABEMA」のモータースポーツアンバサダーに就任するなど、独自の活躍を見せた。日向坂46の公式YouTubeチャンネル「日向坂ちゃんねる」にアップされた動画では初めてのマイカーを購入したり、マニュアル車でドリフトに挑戦して見事成功させたりと、大好きな車を軸に唯一無二の魅力を発揮している。また、『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)では女性アイドル初の鬼レンチャンを達成するなど、歌唱力でも注目を集めた。
そして、11thシングル『君はハニーデュー』で初の表題曲センター、続く12thシングル『絶対的第六感』では藤嶌果歩とのダブルセンターに抜擢されたのが、4期生の正源司陽子だ。『君はハニーデュー』では透明感あふれる佇まいとフレッシュなダンスパフォーマンスでファンを虜にし、4期生の可能性を鮮烈に印象付けた。4期生メンバー全員で出演した映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』では主演というポジションで、まさに2024年は飛躍の1年だったと言えるだろう。『ゼンブ・オブ・トーキョー』の主題歌「急行券とリズム」(Conton Candy)のMVには単独出演を果たしており、個人としても活躍。4期生のエースとして、2025年も止まらない活躍を見せてくれそうだ。
さらに、正源司と同じく4期生の藤嶌果歩は、12thシングル『絶対的第六感』で自身初の表題曲センターを経験した。「アイスボックス」のWebCM「ICE DE BREAKERS」には正源司と出演を果たしたほか、個人としては複合商業施設「コーチャンフォー」の新イメージキャラクターに就任、『週刊少年マガジン』『週刊少年チャンピオン』といった雑誌で表紙を飾るなど、正源司と共にグループを代表する中心メンバーへと成長した印象だ。自身のブログでは、「私は私らしく 私にしかできないセンターをしてみたい」と決意を明かしていたが、2025年もその個性を武器に活躍していってくれることを期待したい。
今年も多くの活躍するメンバーが生まれた日向坂46。世代交代が進む一方で、特に4期生が各フィールドで個性を発揮できていることが層の厚さを物語っていると言える。今後は5期生の加入も控えているが、日向坂46がどのようなグループへと成長していくのか、見守っていきたい。