高橋一生&飯豊まりえ「岸辺露伴は動かない」最新作決定 原作最初の作品を邦画初“全編ヴェネツィアロケ”で完全映画化【岸辺露伴は動かない 懺悔室】
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◆「岸辺露伴は動かない 懺悔室」映画化決定
相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気マンガ家・岸辺露伴。そんな露伴が遭遇する奇怪な事件に立ち向かう姿を描いた、シリーズ累計発行部数1億2千万部超を誇る荒木飛呂彦氏の人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれた傑作スピンオフ「岸辺露伴は動かない」。
高橋を主演に迎えドラマ化された同作は、2020年12月に第1期(第1話~第3話)、21年12月に第2期(第4話~第6話)、22年12月に第3期(第7話~第8話)が放送され、初回放送のトレンド1位を皮切りに放送の度に連日上位入りを果たし、クオリティを多くの原作ファンが絶賛。その人気と反響を受けて、実写ドラマのチームが再集結し制作した映画版第1作目となる「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」が23年5月26日に公開。ファンの熱狂により観客動員数90万人超、興行収入約12.5億円のヒットとなった。さらに、24年5月にはドラマシリーズ最新作となる第4期・9話「密漁海岸」を放送。放送後には、またもや関連ワードがXのトレンドを埋め尽くした。
そして今回、漫画「岸辺露伴は動かない」シリーズの記念すべき最初の作品で、ファンの間で屈指の人気を誇るエピソード「懺悔室」を、邦画初となる全編ヴェネツィアロケを敢行し、史上最高スケールで完全映画化する。
◆高橋一生「岸辺露伴」最新作決定に「今から楽しみにしております」
漫画家の岸辺露伴は、取材旅行で訪れていたイタリア、ヴェネツィアの教会内にある「懺悔室」を取材していた。懺悔室とは古来「あやまち」を犯した信者が神父にその「あやまち」を「告白」し、魂を浄化する場所。その昔の人の叡知に興味を抱いた露伴は、実際に懺悔室に入ってみるが、そこは本来神父がいるべき場所だった。そして、ひとりの男が「告白」のために現れる。「体験はリアリティを作品に生む」という信念と好奇心に駆られた露伴は、そのまま神父になりすまし、男の「告白」に耳を傾ける。男は25年前の恐ろしい出来事を語り始める。
原作の荒木氏が漫画で描いた男の告白=“幸せの絶頂の時にやってくる「絶望」”の物語。脚本の小林靖子氏は、この荒木らしい逆説的な仕掛けを、映画化にあたって拡充。映画オリジナルのエピソードを追加し、時空を超えて続く「呪い」に満ちたサスペンスに仕上げた。そして、世界で唯一の海上都市であり何世紀にもわたって世界中を魅了し、街全体が世界遺産に登録されているイタリア・ヴェネツィアで、日本映画としては初となるオールロケを敢行。「岸辺露伴」史上、かつてないスケールでの映像化が実現した。
5年にわたり、岸辺露伴役を演じてきた主演の高橋は、映画版最新作の製作・公開決定を受け、「僕が露伴としてここまで演じさせて頂いた幸運と、携わって下さった皆さんとの出会いの幸運。その重なりとも云えるものを、劇場に足を運んでくださる皆様にお届け出来ること。今から楽しみにしております」とコメント。さらに同じく続役となる飯豊も「再び、露伴の世界に参加できたこと、幸福な時間を噛み締めながら、大切に演じさせていただきました」と喜びの言葉を残している。
制作陣には、ドラマシリーズ・映画版から引き続き、映画「ショウタイムセブン」の公開も控える監督・渡辺一貴氏、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの脚本も手掛けた脚本・小林氏、音楽を菊地成孔氏/新音楽制作工房、人物デザイン監修・衣裳デザインを柘植伊佐夫氏らレギュラーメンバーが再集結した。
◆「岸辺露伴」最新作はヴェネツィアでオールロケ
撮影は昨年秋に行われ、無事にクランアップを迎え、現在編集中。かつてナポレオンが“ヨーロッパで最も美しい広場”と称した、ヴェネツィアを象徴するサン・マルコ広場を始め、サン・ロッコ教会、ぺスカリア市場、プンタ・デラ・ドガーナ、バルバリーゴ・ミノット宮殿、パロッツォ・ダ・モスト、原作にも登場するサンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ広場などヴェネツィアを代表する名だたる名所での大規模ロケを敢行した。
映画の撮影に許可が下りるのが異例な歴史的建造物や、イタリアのルネサンス期を代表する画家ティントレットの絵画など、本編の至る所に貴重な建物や絵画が多数映り込んでいる。まさに映画全編が世界遺産の記録ともいえる本物の説得力が、物語に更なる深みを持たせる。
あわせて解禁された2種類のティザービジュアルは、物語が動き始める教会で撮り下ろされた写真を使用。懺悔室に腰掛ける露伴のビジュアルは、神父席の扉が片側だけ閉められ、顔が半分しか見えない好奇心をかき立てられる1枚に。もう1点は、中世の修道士を想起させるフードを被った露伴が、真っ赤なビジュアルとして切り取られた印象的なもの。「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」では“黒”が作品のテーマカラーになっていたが、本作では“赤”が象徴的な色として扱われている。
超特報映像は、居場所を問い詰められ、次の作品の舞台がヴェネツィアに決まったことを告げる露伴と担当編集である泉のお馴染みの掛け合いセリフから始まる。ヴェネツィアの美しい街並みと共に、路地を足早に歩く露伴や怪しげな仮面の男とのすれ違いなどが切り取られている。ラストカットの懺悔室の岸辺露伴の視線の先には一体何が待ち受けているのか、サスペンスフルな展開を予感させる映像となっている。(modelpress編集部)
◆主演:高橋一生(岸辺露伴役)コメント
20年に岸辺露伴を演じさせていただいてから、これまでテレビドラマシリーズは4シーズン、前回の映画も入れて全10話、5年目になります。以前にもコメントさせていただきましたが、これだけ長い時間を一つの役と生きられることは、俳優として貴重な体験ですし、幸運に感じています。加えて、今回は原作に於ける「岸辺露伴は動かない」の原点である「懺悔室」を、幸運なことに原作通り、全編イタリアのヴェネツィアで撮影しました。定めていない原作世界の時系列が、生身の人間の僕が演じさせていただく岸辺露伴の世界では、一つに繋がっていきます。
ここにきて、ようやく原作の原点に手が届きました。この幸運も生身の人間だからこそ感じられることでしょうか、これまでご一緒してきたスタッフに加え、イタリアの陽気で真摯な素晴らしいスタッフが加わり、また新たな岸辺露伴の世界を作れたのではないかと思います。前回、パリのルーヴルの「後悔」で自身のルーツや過去、受け継がれるものに触れた露伴が次に遭遇するのは、捉える人によっては表裏一体となる現在の「幸運」です。原作ファンの方、これまで僕が演じさせて頂いてきた露伴の世界を愛してくださる方、どちらの方達にとっても、また、今から作品を見てくださる方にとっても、どなたに於いても楽しんで頂ける作品になっています。新たに加わった出演者の方達もご一緒する事が光栄な俳優さんばかりです。是非そちらも楽しみにして頂けると嬉しく思います。僕が露伴としてここまで演じさせて頂いた幸運と、携わって下さった皆さんとの出会いの幸運。その重なりとも云えるものを、劇場に足を運んでくださる皆様にお届け出来ること。今から楽しみにしております。
◆飯豊まりえ(泉京香役)コメント
「岸辺露伴は動かない」原作の原点でもある、『懺悔室』の作品をやらさせて頂くことになりました。今回、撮影で訪れたヴェネツィアは、歴史と芸術が息づく街でした。いい緊張感、高揚感が漂っている撮影現場で、特別な時間を過ごさせていただきました。再び、露伴の世界に参加できたこと、幸福な時間を噛み締めながら、大切に演じさせていただきました。ぜひ映画館で、楽しんで頂ければと思います。
◆監督:渡辺一貴氏コメント
「岸辺露伴は動かない」シリーズ最初の作品「懺悔室」。この記念すべき大切なエピソードを、オールヴェネツィアロケで撮影できたなんて、クランクアップした今でも信じられない。そこは陰と陽が混在する、不思議な街だった。廃墟、墓地、教会、貴族の館、迷路のような石畳の路地。そしてそこにいつものように凛として立つ露伴先生…。撮影した全ての場所、全ての時間が愛おしい。いつまでも撮り続けていたい、この時間が終わらないでほしい…。そんな思いを抱きながら撮影を続けるうちに、「『懺悔室』はこの街でなければ生まれなかったのだ」と確信した。この物語は「呪い」の物語でもあるが、「愛と覚悟」の物語でもあったのだ。退廃的で不道徳な気配に満ちた水都で繰り広げられる、弱くて滑稽で、それでも懸命にもがき続ける人々の奇妙な世界を覗き見て欲しい。
◆脚本:小林靖子氏コメント
原作「懺悔室」は、初めて岸辺露伴をメインにして発表された作品です。ドラマはもう5年目ですが、このファーストエピソードに辿り着くには必要な時間だったと思います。これも皆様の応援あってこそと感謝いたします。舞台はヴェネツィアです。露伴はいつものように、見たいものを見、聞きたいものを聞き、結果幸運という名の災難に襲われます。ぜひスクリーンで見届けていただければ幸いです。
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《モデルプレス》