学研の家庭教師、ニチガク閉鎖で生徒・講師に無償支援
子育て・教育
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ニチガクに通っていた生徒は、受験直前の不安を抱えている。学研の家庭教師は、こうした生徒に対して最大8回分(960分)の無償指導を提供する。特に高校1・2年生には3月末までの支援を行い、高校3年生や既卒生には受験日まで最大4回分(360分)の無償指導を提供する。また、オンライン自習室の開放など、その他の支援策も検討中であり、決まり次第随時発表される予定だ。
さらに、ニチガクで指導にあたっていた講師に対しても、新たな活躍の場を提供するための支援を行う。具体的には、教育系の仕事の紹介を行い、正社員、派遣、アルバイト、業務委託など、さまざまな働き方を提案する。ただし、希望する条件によっては提案が難しい場合もあるため、あらかじめ了承を求めている。
支援を希望する生徒や講師は、無料相談窓口を通じて専門スタッフが状況を確認し、最適な学習プランを提案する。問合わせは、専用のフォームまたは電話(0120-351056)で受け付けており、営業時間は月曜から土曜の午前9時から午後9時までとなっている。想定以上の問合わせがあった場合、対応に時間がかかる可能性があるという。
学研の家庭教師の運営責任者は、「ニチガクの突然の閉鎖は多くの受験生や講師に深刻な影響を与える」とし、「教育機会を守り、安心して学びを継続できる環境を提供することで、少しでも役に立ちたい」とコメントしている。学研の家庭教師は、これまで培ったノウハウを生かし、全力でサポートを行うとしている。
学研エル・スタッフィングは、家庭教師事業やサポート校事業、インターネットメディア事業などを展開しており、教育関連の人材支援を行っている。学研ホールディングスは、教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社で、教育分野では「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、学習教材の出版・コンテンツ事業などを展開している。
《神林七巳》
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