新成人の価値観と経済への関心が浮き彫りに
子育て・教育
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調査によると、新成人の関心がもっとも高かった政治・経済・社会のニュースは「経済・金融政策」で41.4%、ついで「景気・雇用対策」が35.4%だった。いずれも2023年より6.4ポイント増加しており、経済問題への関心が高まっていることが示された。
また、生成AIの利用も増加している。週に1日以上利用する新成人は37.0%に達し、特に学習シーンでの使用が目立つ。スマホでの検索時に「ChatGPT」を利用する人も前年から19.4ポイント増加し、30.8%に上った。
一方、海外への関心は低下傾向にある。「ワーキングホリデー」への関心は33.2%で、前年から12.6ポイント減少した。円安や物価高の影響が背景にあると考えられる。
新成人の価値観では、「自分らしさを大切にする」が48.0%でトップとなり、「タイパ重視」も増加傾向にある。信頼できる情報源としては「テレビ」が依然として1位だが、信頼度は前年より減少し、ニュースサイトやアプリへの信頼が増している。
この調査結果は、新成人が経済や技術の変化に敏感であることを示しており、今後の社会動向を占う上で重要な指標となるだろう。興味のある人は、全設問のグラフ集をダウンロードして詳細を確認できる。
《神林七巳》
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