三原大臣、石川県被災地を視察…子供支援を強調

　三原じゅん子こども家庭庁大臣は2025年1月14日、記者会見を行った。石川県輪島市および穴水町を訪れ、2024年の半島地震と奥能登豪雨の被災地を視察したという。被災地の現状を間近で見て、支援の課題を確認し、今後の政策に生かしていく意向を示した。

　今回の視察は、被災地の子供たちが心の回復を図るための支援が必要であるとの認識から行われた。輪島市では、親子の交流や子供の遊び場として機能する輪島市児童センターを訪問し、センターから被災児童のようすを聞くとともに、震災に遭った子育て世帯の人々との意見交換を行った。これにより、現在求められている支援や平時から備えておくべき事項についての意見を聴取した。

　穴水町では、仮設住宅に住む人々や、彼らのための居場所づくりや繋がりづくりに従事する人々との意見交換を実施した。さらに、限られた時間の中で、馳浩石川県知事や坂口輪島市長との懇談も行われた。三原大臣は「誰1人取り残さない子供真ん中社会を実現するため、被災地の子育て支援の状況を確認し、必要な支援につなげることが重要」と述べた。

　また、仮設住宅に住む高齢者の孤独や孤立を防ぐ取組みも、地方の復旧復興の一環として重要視されている。三原大臣は、地震や水害による被害を受けた地域での子育て支援の状況を確認し、今後の政策に生かす考えを示した。

　視察に際しては、輪島市の児童センターでの被災児童のようすや、NPO法人が現地入りして支援を行っている穴水町の仮設住宅の状況を直接確認した。これにより、被災地の現状を間近で見て、支援の課題を確認し、今後の政策に生かしていく意向を示した。

　この視察を通じて、三原大臣は被災地の子供たちの支援がいかに重要であるかを再確認し、今後の政策に反映させることを目指している。被災地の復興に向けた取組みが、地域住民の参加を得て進められていることも確認された。