JSPO、子供への性暴力防止方針を策定

　日本スポーツ協会（JSPO）は、「子どもに対する性暴力防止に向けた対応方針」を策定した。子供たちが安全・安心にスポーツを継続して楽しむことができるよう、子供たちのスポーツ環境の健全性と安全性を確保することを目的とし、具体的な取組みを図っていくとしている。

　「JSPOにおける子どもに対する性暴力防止に向けた対応方針」は、「学校設置者等および民間教育保育等事業者による児童対象性暴力等の防止等のための措置に関する法律（こども性暴力防止法）」の公布を受け、策定したもの。

　基本方針として、こども性暴力防止法などの趣旨を踏まえ、子供に対する性暴力の防止や被害を受けた子供の適切な保護・支援につなげることができるよう、JSPO諸制度において具体的な取組みを進めること、子供自身が安全に活動に参画でき、保護者が安心して子供を託すことができるスポーツ環境を実現することをあげている。

　今後は、「JSPO諸制度における登録規程等の見直し」「相談窓口での対応強化」「こども性暴力防止法の周知および自主的・自律的な取組みの促進」「こども家庭庁、スポーツ庁との連携強化」といった具体的な取組みを、加盟団体をはじめとするスポーツに関わるすべての関係者の協力を得て実施していくとしている。

　対応方針の全文はJSPOのWebサイトから見ることができる。