2025年花粉飛散予想、スギ花粉1月下旬から開始
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この予想は、過去の花粉飛散量や夏の天候、冬から春の天候、ウェザーニューズ独自のスギの雄花調査の結果、環境省のスギ雄花花芽調査の結果をもとに作成された。ウェザーニューズは、2023年に閣議決定された「花粉症対策の全体像」および「初期集中対応パッケージ」に基づき、各省庁から公開されるデータを活用し、花粉の予報精度向上や情報の充実化に取り組んでいる。
スギ花粉の本格的な飛散は2月中旬から、ヒノキ花粉は3月中旬から始まると予想されている。九州では2月中旬から3月上旬、中国・四国や東海、関東・山梨では2月中旬から3月中旬にかけてスギ花粉が本格的に飛散する見込みだ。ヒノキ花粉は3月中旬から西日本や東日本で多くなるとされている。
2025年春の花粉飛散量は、西日本や北陸、関東北部の一部で2024年を大きく上回る一方、北日本では下回る地域が多いと予想されている。特に西日本では、2024年比で800%を超える地域もあり、過去10年でもっとも多いか、それに匹敵する飛散量になるとみられている。
ウェザーニューズは、全国約1,000か所に設置した花粉観測機「ポールンロボ」を用いて、花粉のリアルタイム観測を行っている。ポールンロボは空気中の花粉を1分ごとに観測し、データをウェザーニューズに送信する。これにより、従来の観測手法よりも高頻度かつ高解像度での観測が可能となっている。
また、ウェザーニューズは「花粉Ch.」をオープンし、全国各地の詳細な花粉情報の提供を開始した。「花粉Ch.」では、1時間ごとの花粉飛散予報やリアルタイムの飛散状況が確認できる。日本花粉学会の新表示ランクに対応し、「少ない」「やや多い」「多い」「非常に多い」「極めて多い」の5ランクで情報を提供する。
ウェザーニューズの取組みにより、花粉症の人にとってつらい季節を少しでも楽に過ごせるよう、情報の充実化が進められている。最新の花粉情報は、ウェザーニューズのWebサイトやアプリで確認できる。
《神林七巳》
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