ベネッセ創業70周年記念、プラネタリウムをリニューアル
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ベネッセスタードームは、1994年に当時の代表取締役社長であった福武總一郎氏の発案により、ベネッセコーポレーション東京本部オフィスの最上階にオープン。宇宙的視野を体験することで新しい視点を獲得するきっかけにしてもらおうと、多摩地域の住民や学校、教育団体などに利用されてきた。2023年度の年間利用者数は12,724人(一般10,036人、団体2,688人)。今回のリニューアルに際し、2024年9月上旬から一時休館していた。
今回のリニューアルは、ベネッセコーポレーション創業70周年を迎えるにあたり、企業理念である「Benesse=よく生きる」に立ち返り、宇宙を通じて私たちが生きている奇跡を実感できる場を提供することを目指している。地域住民およびメディア向けに開催されたリニューアル内覧会に登壇した、同社執行役員CCO兼コーポレート・コミュニケーション本部長 増本勝彦氏は「プラネタリウムを活用した参加型の多摩地域振興への貢献を目指している。宇宙、自然の壮大さから発想を得て新しい思考・アイデアが生まれる場所にしていきたい」と語った。
リニューアルの目玉となるのは、光学式プラネタリウム投映機「Cosmo Leap Σ」とデジタル式プラネタリウム投映機「Media Globe Σ SE 4KTOL」の導入。宇宙に関するビッグデータをリアルな映像で再現し、都会では見ることができない満天の星空や惑星のようすを鮮明に投影することが可能となる。さらに、音響設備にはMartin Audio社のプロフェッショナルスピーカーを採用し、6.2chサラウンドシステムを構築。臨場感あふれる音響体験を実現する。
リニューアル記念番組「COSMIC CRUISE 大宇宙と私たち」は、宇宙や地球、太陽の誕生について最新科学で解き明かす内容となっている。ナレーションを担当するのは津田健次郎氏。落ち着きのある声で広大な宇宙の航海をナビゲートする。番組は約30分間で、上映期間は公式Webサイトで告知される予定だ。
ベネッセスタードームは、東京都多摩市落合に位置し、最寄り駅は多摩センター駅。一般公開日はおもに土・日・祝で、団体公開日は火・水・金(祝日を除く)となっている。料金は大人600円、シルバー(65歳以上)300円、子供(中学生以下)300円で、膝上の子供は無料。
同社は、地域の人々や社員が「Benesse=よく生きる」を考えるきっかけとなる体験を提供することを目指し、今後もさまざまな番組や取組みを展開していく。
《神林七巳》
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