「農学系」1位は…2024学部系統別実就職率ランキング
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ランキングは、医科・歯科の単科大などを除く全国757大学を対象に2024年春の就職状況を調査。560大学から得た回答(2024年12月2日現在)をもとに、系統別に学部実就職率上位校をまとめた。実就職率(%)は、「就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100」で算出。文部科学省が推奨する「就職率=就職希望者数に占める就職者の割合」と区別するため「実就職率」という表記を用いる。なお、算出方法が異なるため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。
ランキングには、卒業生数が80人未満の小規模学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは未掲載。各系統はおもに学部名称で分類しており、学科構成や教育の内容が似ていても掲載していない場合もある。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載している。
3位は実就職率97.9%の名城大・農学部。「生物資源」「応用生物化」「生物環境科」の3学科を擁し、「生命・食料・環境・自然」に関する専門的学識と洞察力を備えた人材の育成を目指す。農学部だけではなく理工学部や薬学部出身の多様な教員が指導することで、農学の幅広い分野をカバー。4年次には3学科の学生全員が研究成果を発表する「卒業研究発表会」を開催し、学科や研究室の垣根を越えた教育・研究交流の場となっている。
4位には実就職率97.6%で秋田県立大・生物資源科学部と、中部大・応用生物学部が並んだ。愛知県春日井市にキャンパスを持つ中部大・応用生物学部は、バイオサイエンスとバイオテクノロジーをキーワードに、バイオ産業、環境ビジネス、食品産業のエキスパートとなる人材を育成。「応用生物化」「環境生物科」「食品栄養科」の3学科に加え、「食品栄養科学」「管理栄養科学」の2つの専攻を設置し、多様な職場で通用するバイオサイエンスの基礎を備えた栄養士の育成も目指している。
以降、6位 龍谷大・農学部(実就職率97.5%)、7位 山口大・農学部(同96.6%)、8位 神戸大・農学部(同95.2%)、9位 三重大・生物資源学部(同94.8%)、10位 福島大・農学群(同94.8%)という結果に。国公立6校、私立大4校がトップ10入りを果たした。首都圏(1都3県)大学の最上位は、11位の東京工科大・応用生物学部(同94.7%)となっている。
大学通信のWebサイトでは、農学系実就職率ランキング1位・2位を確認できるほか、上位校についてもランキング結果に結びついた分析を含め紹介している。
2024年実就職率ランキング「農学系」1位は?「2024年学部系統別実就職率ランキング」一覧
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《畑山望》
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