「なんて良い歌なんだろうと」高畑充希&清水美依紗ら『ウィキッド ふたりの魔女』豪華吹替版キャスト集結
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会見には、後の“悪い魔女”エルファバ役(シンシア・エリヴォ)の高畑充希、後の“善い魔女”グリンダ役(アリアナ・グランデ)の清水美依紗、ウィンキー国の王子・フィエロ役(ジョナサン・ベイリー)の海宝直人、自立を望むエルファバの妹・ネッサローズ役(マリッサ・ボーディ)の田村芽実、ひそかにグリンダに思いを寄せる素朴な学生ボック役(イーサン・スレイター)の入野自由、グリンダの友人でゴシップ好きの皮肉屋ファニー役(ボーウェン・ヤン)のkemio、シズ大学の魔法学の権威マダム・モリブル役(ミシェル・ヨー)の塩田朋子が登壇。
全世界で6,500万人以上の観客を魅了し、100以上の演劇賞・音楽賞を受賞。舞台で最も愛され、傑作のひとつとしていまも記録を更新し続けている「ウィキッド」が、圧倒的な世界観と驚異の映像美で生まれ変わる本作。
すでに公開されている全米では興行収入約700億円以上の大ヒット。ブロードウェイミュージカルの映画化作品としては歴代最高の全世界興収を記録し、1月23日にノミネート発表された第97回アカデミー賞では作品賞、主演女優賞、助演女優賞など主要部門を含む計10部門にノミネートされるなど、大きな話題を呼んでいる。
キャスト陣が熱いウィキッド“愛”を語り尽くす!
本作を彩る豪華キャスト陣は、それぞれ演じるキャラクターをイメージした華やかな衣装に身を包んで登壇。
まだ本当の強さを知らない後の悪い魔女・エルファバ役の吹き替えを務めた高畑は「私自身も映画製作の情報を知った時から楽しみ楽しみで、作品のファンとしていつ日本に来るのかワクワクしていたので、ついに日本公開が始まるんだなと嬉しい気持ちです」と気持ちの高揚を語る。
まだ本当の優しさを知らない後の善い魔女・グリンダ役の吹き替えを務めた清水は「公開を楽しみに待っていたら、まさか自分が吹替を担当することになって驚きでいっぱいです。今日は本作の魅力を皆さんに沢山お伝え出来たらいいなと思っております」と挨拶。
エルファバとグリンダが通うシズ大学へ転入してくるウィンキー国の王子・フィエロ役の吹き替えを務めた海宝は「トニー賞で初めてこの作品のパフォーマンス見た時に圧倒されて、それから事あるごとにミュージカルは見ており、とても思い入れのある作品」とコメント。
エルファバの妹・ネッサローズ役の吹き替えを務めた田村は「ウィキッドという作品は私の青春と言っても過言ではないぐらいの作品」と語り、ひそかにグリンダに好意を寄せているボック役の吹き替えを務めた入野も「まさか自分が関われる日がくるとは思っておらず夢のような状況をとても嬉しく思っています」と1ファンとして喜びを明かす。
グリンダの友人で、ゴシップ好きの皮肉屋ファニー役の吹き替えを務めたkemioは「今までミュージカルも10回近く拝見していて、今住んでいるアメリカで去年公開された際には社会現象になるほどの話題作がやっと日本でも公開されるということでワクワクしています!」とコメント。
シズ大学の魔法学の権威、マダム・モリブル役の吹き替えを務めた塩田は「ミシェル・ヨーも出演しているということですぐに『やりたい!』と思いました。それが実現してとても幸せです」と語り、それぞれに挨拶した。
これまで数多くのミュージカル作品でも活躍してきた高畑がエルファバを演じた感想について聞かれると、「感動でした。まさか自分がエルファバを声で演じられる日が来るとは数年前は想像もしていませんでしたし、何よりシンシアさんの大ファンで来日した際にもコンサートを見に行って歌声に魅了されていた」と告白。
「シンシアさんの映像を見ながら自分が声を当てられる日が来るとは本当に感慨深いです。楽曲も本当に素晴らしく、何度聴いてもなんて良い歌なんだろうと幸せを感じていました」と明かす。
また、アリアナ・グランデの大ファンで、自身の人生にも大きな影響を与えてきた存在だという清水は、吹き替えが決まった時の心境について「学生時代、アリアナの楽曲を聞いて青春時代といえばアリアナというほどでしたし、彼女がグリンダ役を熱望していたのも知っていたので、彼女の夢が叶った作品で声を担当出来ると決まった時は本当に嬉しかったです。それと同時に大きな責任も感じながら声を当てさせていただきました」と口にした。
自身のSNSで楽曲に合わせて踊るなど、多大なるウィキッド愛を表現していたkemioは、周りからの反響について「みんなオーマーガー!って感じで喜んでくれました。SNSでこれまでにも『ウィキッド』について沢山発信してきたので、今回まさか自分が吹替という形で携われることが信じられず夢みたいです」と語り、「『ウィキッド』を愛している方々が作り上げた作品なので、色んな方が勇気をもらえたり新しい挑戦をする時に背中を押されたりするようなアツい映画になっています」とアピール。
アカデミー賞も受賞したミシェル・ヨーの吹き替えをこれまで数多く担当してきた塩田は、「これまでカンフーやアクションシーンはあっても(笑)歌は初めてだったので、喜びが思わずメロディになってしまったみたいな、笑った時の愛らしく素敵な感じを壊さないように努めました」と語り、ミシェル・ヨー初のミュージカル作品ならではの収録エピソードを明かした。
さらに、本作を彩る素晴らしい楽曲のうちの1つで、エルファバがオズの魔法使いへの憧れを歌う「ザ・ウィザード・アンド・アイ」の吹替歌唱映像が流れ、歌唱した感想について聞かれた高畑は「すごい曲だなと思いました。全編を通してエルファバがクールなキャラクターなのですが、この曲の辺りから出てくる可愛さや繊細さに胸がキュッとなりました」と明かし、「それに少しでも近づけていたらいいなと思います」と話す。
続けて、グリンダがエルファバに人気者になるコツを歌う「ポピュラー」を歌った感想について清水は「曲のなかに様々な声の表情があって、エルファバに対して色々な提案をしていくコミカルな声をそれぞれ表現しないといけなかったのでとても難しかったのですが、自分にはない部分がグリンダにはあるので、とても楽しみながら演じさせていただきました」と収録時のエピソードを回顧した。
ふたりの歌声について、海宝は「早く全編聴かせてくれ!と、とにかく楽しみになりました。公式でアップされているものを何十回も見ているのですが、オリジナル版はもちろんですが、吹替版もクリエイターの皆さまが歌もお芝居もとっても丁寧にこだわり抜いて作ってくださっているので、楽しみにしていただきたいです」と吹替版の魅力をアピール。
最後に登壇者を代表して清水が「魔法というファンタジーのなかで物語が進んでいくのですが、人と人の関わりの難しさやキャラクター達の葛藤などすごく共感できるものが多いと思います。今を生きている全員に響く物語なので、ぜひ『ウィキッド ふたりの魔女』見てください」とコメント。
高畑は「ついに日本でもウィキッドが見られるようになります。あまりの映像美と音楽ももちろんですしこんな全てに全精力をつぎ込んで映画を作れるのかと終わった後に開いた口がふさがらなかった」と言い、「映像となってまた別の良さを感じました。ぜひ皆さんにもこの動悸が止まらない気持ちを体感いただきたいです」とそれぞれ挨拶し、会見は幕を閉じた。
『ウィキッド ふたりの魔女』は3月7日(金)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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