【高校受験2025】東京都「ESAT-J」中3生の平均スコア3.1点上昇
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中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)は、英語の「話す力」を伸ばすために、中学校の授業で学んだ英語で「どのくらい話せるようになったか」を測るためのスピーキングテスト。東京都内の公立中学生を対象に2022年度より実施。中学校3年生対象「ESAT-J YEAR 3」の結果は、都立高校入試の評価資料として用いられる。
2024年度「ESAT-J YEAR 3」は申込者数7万6,355人で、このうち7万741人が受験を終えた。本試験は2024年11月24日、都立学校191会場・民間会場等39会場で実施。当日、機器の不具合などが3会場であった影響と、現場対応の誤りなどで255人が予備日の12月15日に再受験している。
平均スコアは前年度比3.1点増の68.3点。段階別評価の分布状況をみると、A評価(100~80点)の割合が前年度比6%増の31.3%、B評価(79~65点)の割合が前年度比2.4%増の31.6%と、高得点層の割合が大きく上昇。初年度となる2022年度の平均点は60.5点、2023年度は65.2点であったことを踏まえると着実に成果をあげていることがうかがえる。
なお、2024年度「ESAT-J YEAR 3」の音声データ提供の申請手続きは、3月より受け付ける。
次回、2025年度「ESAT-J YEAR 3」は本試験が2025年11月23日、予備日が12月14日。東京都は次年度に向けて、ESAT-J専用ポータルサイトの利便性の向上と機能の充実、中学校等における授業改善に活用するための各種資料の充実を図るとしている。
《川端珠紀》
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