舞台「千と千尋の神隠し」ロンドン公演が最優秀新作演劇賞 ジョン・ケアード氏「駿さん本当に有難う」
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◆舞台「千と千尋の神隠し」ロンドン公演、英国演劇賞受賞
同賞はロンドンの演劇ファン参加型の歴史ある演劇賞で、今年が25年目の開催。2024年暮れにノミネートは発表されており、舞台『千と千尋の神隠し』は、Awards forBEST NEW PLAYのほか、BEST SUPPORTING PERFORMER(増子敦貴)、BEST SET DESIGN(ジョン・ボウサー、トビー・オリエ)、 BEST CO STUME DESIGN(中原幸子)、BEST WIG,HAIR AND MAKEUP DESIGN(宮内宏明)でノミネートされて注目を集めていたが、Awards for BEST NEW PLAY(最優秀新作演劇賞)の栄冠がもたらされた。
授賞式には、翻案・演出のジョン・ケアード、プロデューサーの尾木晴佳(東宝)、共同プロデューサーのイアン・ギリー(PWプロダクションズ)が壇上へ上がり、トロフィーを授与された。
ステージ上でジョン・ケアードは、妻で共同翻案の今井麻緒子やカンパニーに感謝を述べ「日本とイギリスのコラボレーションにより、作品を作れて嬉しいです。イーストエンド(世界の極東)から、(ロンドンの)ウェストエンドへ作品を持ってくるのは大変な苦
労がありました。ただ、すべてにおける、本当のマジシャンはスタジオジブリの宮﨑駿さんです。彼の素晴らしい映画は、私たち全員に多大なるインスピレーションを与えてくれました」と述べると、会場全体から大きな拍手が。最後には、日本語で「駿さん、本当に有難うございます」と締めくくった。
◆舞台「千と千尋の神隠し」2025年は中国・上海で上演予定
東宝演劇は、1966年に開場した 現・帝国劇場で製作した『風と共に去りぬ』の世界初演ミュージカル化を1972年に ロンドン・ドルリー・レーン劇場で上演して以来、オリジナル作品を世界へ届けることを目標として、数々の 作品を製作し続けてきた。2024年のロンドン・コロシアムで30万人を動員し、ロンドンを熱狂の渦に巻き込んだ舞台『千と千尋の神隠し』4ヶ月公演が、今回の受賞により、ロンドンで高く評価されたことが改めて証明された。
舞台『千と千尋の神隠し』は2025年7・8月に中国・上海で上演を予定している。(modelpress編集部)
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