現在放送中のドラマ『秘密~THE TOP SECRET~』(カンテレ・フジテレビ系)で、Hey! Say! JUMP・中島裕翔とダブル主演を務めている板垣李光人。同作では類いまれな容姿に驚異的な記憶力と鋭い洞察力を持つ薪剛を演じ、視聴者から“ハマり役”と話題を集めている。そこで本記事では、板垣のこれまでの俳優活動を振り返りながら、『秘密~THE TOP SECRET~』での活躍にもスポットを当てたい。
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2012年に俳優デビューを果たし、2021年にはドラマ『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』(読売テレビ・日本テレビ系)で吉川愛とダブル主演を務めた板垣。そんな彼の名前がさらに世に知れ渡ったきっかけが、2022年に放送され、社会現象とも呼べる大ヒットとなったドラマ『silent』(フジテレビ系)ではないだろうか。板垣は川口春奈が演じる主人公・青羽紬と暮らす弟・光役を好演し、SNSでも“理想の弟”と話題に。その後も快進撃は止まらず、昨年出演した『八犬伝』『はたらく細胞』『陰陽師0』といった3本の映画での活躍が評価され、「第48回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞するなど、若手の実力派としてますます存在感を示している。
そんな板垣が現在出演しているのが、科学警察研究所の法医第九研究室、通称“第九”を舞台に、死者の脳をMRIスキャナーにかけ、生前の記憶を映像化する特殊技術を用いて、室長と新米捜査員のバディが事件の真相を解き明かしていくヒューマンサスペンス『秘密~THE TOP SECRET~』だ。板垣が演じる室長の薪剛は部下に厳しく高圧的だが、実は誰よりも部下思いな人物という役どころ。公式コメントでは、板垣は薪について、“強くなければ自身も大切なものも守れないと知っている”と語り、「本当はとても弱くてもろい、繊細な彼の苦しみと痛みを分かち合いながら、寄り添って一緒に歩んでいきたいです」と意気込んでいる。
第2話では、中島が演じる親友の副室長・鈴木克洋が正気を失い、拳銃自殺をはかるという衝撃の展開に。鈴木は自殺を止めようとする薪に銃口を向けてきたため、薪が正当防衛でやむなく鈴木を撃ち殺すというショッキングなストーリーは視聴者に大きな驚きを与えた。その後も第九の室長として厳しく事件に向き合う姿勢を崩さない薪だったが、鈴木の命を奪った苦しみのあまり幻覚を見て錯乱してしまうという、板垣の言うところの“弱さ”や“もろさ”を感じさせるような場面も。SNSでは、「恐怖や葛藤、凄まじい心情の表情や演技が凄かった!」「追い込まれた時の表情のお芝居がすごい」「薪さんの鈴木殺す前と後の演技が変わってて凄い」など称賛の声があがっていた。役に真摯に寄り添う彼の姿勢が、二面性を持つ薪というキャラクターの説得力に繋がっているのではないだろうか。
第3話では、亡くなった鈴木と瓜二つの新米捜査員・青木一行が登場することが明かされており、物語は新たな展開を見せそうだ。鈴木を失って絶望の中にいた薪が、青木と出会って、どのように変化していくのか。『秘密~THE TOP SECRET~』のストーリー展開と共に、板垣の熱演にも期待が高まる。