日本情報オリンピック、金賞は筑駒生…4,559名が参加
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
日本情報オリンピックは、高校3年生相当以下の生徒・学生を対象に、数理情報科学の能力を競う大会である。競技では、与えられた課題に対して性能の良いアルゴリズムを設計し、それをプログラムとして適切に実装することが求められる。一次予選、二次予選を経て本選で競い合い、成績優秀者と奨励賞成績優秀者が決定される。
今回の本選では、筑波大学附属駒場高等学校の小熊大翔さんが金賞を受賞した。銀賞は神奈川大学附属中学校の平澤由埜さん、銅賞は筑波大学附属駒場高等学校の太田克樹さんが受賞した。優秀賞には、宇部工業高等専門学校の池本悠生さんや筑波大学附属駒場中学校の小田真史さんなどが選ばれた。
成績優秀者のうち、高校2年相当以下の30名は、3月に行われる春季トレーニングに進出する。このトレーニングでは、7月27日から8月3日にボリビア・スクレで開催予定の「第37回国際情報オリンピック(IOI 2025)」の日本代表選手4名が選抜される。
また、全国を6つの地区に分けたブロック制成績優秀者も発表された。北海道・東北ブロックでは北海道札幌南高等学校の近藤悠理さん、関東ブロックでは開成高等学校の高橋洋翔さんが選ばれた。中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄の各ブロックからもそれぞれ成績優秀者が選出された。
日本情報オリンピックは、国際情報オリンピックへの日本代表選手選考会を兼ねており、毎年多くの生徒・学生が参加している。今回の大会も多くの参加者が集まり、競技プログラミングの技術を競い合った。成績優秀者たちは今後の国際大会での活躍が期待される。
《荒俣れい》
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