【大学ランキング】理工系1位は…学部系統別実就職率
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ランキングは、医科・歯科の単科大などを除く全国757大学を対象に2024年春の就職状況を調査。560大学から得た回答（2024年12月2日現在）をもとに、系統別に学部実就職率上位校をまとめた。実就職率（％）は、「就職者数÷（卒業生数－大学院進学者数）×100」で算出。文部科学省が推奨する「就職率＝就職希望者数に占める就職者の割合」と区別するため「実就職率」という表記を用いる。なお、算出方法が異なるため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。
ランキングには、卒業生数が80人未満の小規模学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは未掲載。各系統はおもに学部名称で分類しており、学科構成や教育の内容が似ていても掲載していない場合もある。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載している。
3位は実就職率99.0％の広島工業大・工学部。同学部は、2025年4月より「電子情報工学」「電気システム工学」「機械情報工学」「環境土木工学」「建築工学」の5学科体制へリニューアルする。2020年にスタートした教育プログラム「HIT.E 2024」をさらに強化。「専門力」「人間力」「社会実践力」を養成し、ボーダレスな学科連携を通じた学びを提供する。就職支援では、低年次から企業と接点を多く持ちながら学びと社会とのつながりを認識することで職業観を養成。インターンシップなどを通して進路選択の幅を広げながら、技術者として必要な専門力に加え、社会人に必要な力を企業と連携して培い、毎年高い就職率を維持している。
4位は実就職率98.9％の大阪工業大・工学部。入学生の学力多様化に対応した独自の教育プログラムを用意して、潜在的素養や興味を持ちながら数学や物理が苦手な若者にも意欲さえあれば、幅広い分野の専門知識を学習できる環境を整えている。就職支援では、4年間を通じて将来への夢の実現をサポートするキャリア支援課を設置。各学科に就職アドバイザーを配置し、学生と繰り返し面談を行うほか、毎年2月には350社が参加する合同企業説明会を開催。企業・団体などで就業体験を行うインターンシップや業界セミナーなど、きめ細かな就職支援に取り組んでいる。
5位は実就職率98.9％の愛知工業大・情報科学部。情報科学科にはソフトウェアエンジニアをめざす人のためのコンピュータシステム専攻と、デジタルメディアクリエイターをめざすメディア情報専攻の2つがあり、いずれも演習系の科目が充実していることが特長。就職面では、学生ひとりひとりが自分の能力・適性に応じた進路が選択できるよう、キャリアセンターと各専攻就職担当教員との間で緊密に連携。キャリアセンター主催の就職支援プログラムや後援組織である「愛名会」会員企業をはじめとする年間1,200社以上の企業とのマッチングの場となる学内企業研究会など、多彩な支援策で就活生をサポートする。
以降、6位 福岡工業大・工学部（実就職率98.6％）、7位 福岡工業大・情報工学部（同98.6％）、8位 岡山大・環境理工学部（同98.6％）、9位 東北工業大・工学部（同98.5％）、10位 東京工科大・コンピュータサイエンス学部（同98.5％）。トップ10のうち私立大が9校を独占。国立大では8位の岡山大・環境理工学部についで、福井大・工学部が実就職率98.3％で12位にランクインしている。
理工系実就職率ランキング上位は工科系の大学がずらりと並んだ。またトップは実就職率100％など、理工系学部の就職率の高さがうかがえた。大学通信のWebサイトでは1位と2位の大学・学部の特徴や就職に繋がる取組みについても紹介している。
2024年実就職率ランキング「理工系」1位は？「2024年学部系統別実就職率ランキング」一覧
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《川端珠紀》
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