現在放送中のドラマ『御上先生』（TBS系）に出演している俳優の奥平大兼。今年5月30日に公開予定の映画『か「」く「」し「」ご「」と「』では、出口夏希と共にダブル主演を務めることが決まっており、若手の注目株として期待を集めている。そこで本記事では、奥平のこれまでの活躍に触れながら、『御上先生』での演技や映画『か「」く「」し「」ご「」と「』にも注目したい。
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2020年公開の映画『MOTHER マザー』で『第44回日本アカデミー賞』新人俳優賞など、数々の賞を受賞し、俳優として鮮烈なデビューを飾った奥平。2023年公開の映画『君は放課後インソムニア』では不眠症に悩む男子高校生・中見丸太、2024年公開の映画『PLAY!～勝つとか負けるとかは、どーでもよくて～』では金髪ピアスのヤンチャな風貌で、仲間と共にeスポーツの全国大会に挑む男子高校生・郡司翔太を演じるなど、主に学生役での好演が光っている。現在出演中のドラマ『御上先生』でも、演じているのは作中に登場する3年2組の生徒の1人・神崎拓斗だ。
『御上先生』は、文科省のエリート官僚が高3の担任教師となり、令和の18歳と共に日本教育に蔓延る腐った権力へ立ち向かう大逆転教育再生ストーリー。奥平が演じる神崎拓斗は、報道部の部長でジャーナリスト志望、新聞記者の父親に対しては尊敬と反発の入り混じった複雑な感情を抱いているという役どころだ。第5話では、神崎が不倫をリークした元教師の冴島悠子（常盤貴子）の娘であり、殺人事件を起こした犯人の真山弓弦（堀田真由）と神崎が面会するという緊迫のシーンが描かれた。堀田との演技合戦はSNSでも、「感情を言い淀む時の表情がとても良い」「俳優として評価されてきた理由が分かる1シーン」といった称賛の声が相次いでおり、これまでさまざまな作品で培ってきた奥平の演技力が遺憾なく発揮されたシーンだと言えるだろう。
そんな奥平だが、先日には映画『か「」く「」し「」ご「」と「』（5月30日公開予定）で、出口夏希とダブル主演を務めることが明らかになった。同作は“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”男女5人の、純度100％の尊い日々を描く青春ラブストーリー。奥平が演じるのは引っ込み思案で自分に自信の持てない主人公・京で、『御上先生』の神崎とはガラリと印象の異なるキャラクターだ。映画の特報映像では、京がクラスの人気者である三木ことミッキー（出口）のことを想い続けるも、言葉にできない気持ちを抱えるもどかしさが全面に押し出された内容となっており、奥平の瑞々しい演技が見られることを期待したい。
心に残るような演技で観る者を魅了し続けている奥平。『御上先生』と『か「」く「」し「」ご「」と「』という対照的な作品への挑戦は、奥平にとってより演技の幅を広げるきっかけになるかもしれない。2025年も奥平の活躍から目が離せなさそうだ。
