現在放送中のドラマプレミア23『財閥復讐～兄嫁になった元嫁へ～』（テレビ東京系）で、瀧本美織とダブル主演を務めている渡邊圭祐。今期はドラマ『まどか26歳、研修医やってます！』（TBS系）にも出演し、俳優として存在感を放っている。そこで本記事では、渡邊のこれまでの出演作を振り返りつつ、『財閥復讐～兄嫁になった元嫁へ～』での演技に注目したい。
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2018年に『仮面ライダージオウ』にウォズ役で出演し、俳優として本格的に活動を始めた渡邊。その後、ドラマ『推しの王子様』（フジテレビ系／2021年）では、自分の将来に何も期待することもなく毎日を過ごしていたが、ある日ヒロインと出会ったことで人生が一変していく五十嵐航役を好演したほか、ドラマ『チェイサーゲーム』（テレビ東京系／2022年）では主演を務め、中学時代からゲームクリエイターを目指している新堂龍也を演じた。昨年にはNHK大河ドラマ『光る君へ』に藤原頼通役で出演し、物語を彩っている。
そんな渡邊が瀧本美織とダブル主演を務めているドラマが『財閥復讐～兄嫁になった元嫁へ～』だ。本作は、テレ東発のオリジナル漫画原作を実写連続ドラマ化した作品で、シタ妻に裏切られた「サレ夫」が人生をかけて一族に復讐する痛快無比な復讐劇。怒濤の展開が目白押しのエッジの効いたサスペンスとなっている。渡邊が演じているのは、日本有数の伊勢財閥で愛人の子供として虐げられ、愛する妻・絵理香（瀧本）からも裏切られたことで、人生をかけて妻と一族に復讐を誓う伊勢由貴也だ。渡邊は由貴也について、「非常に計画的で頭のキレる反面、思春期に愛を知らずに生きたことで子供のような幼さや純粋さを持ち合わせている人間」と表現している。
第7話「死ぬまで罰を受け続けろ」では、由貴也が伊勢グループ創業150年記念式典の場で数々の不正を暴露し、伊勢家を破滅へと追い込んでいくという展開に。由貴也の亡き母への思いを語り、その罪滅ぼしで由貴也を養子にしたことを打ち明けて縋ってくる父・征一郎（渡辺いっけい）に対し、由貴也は、「ふざけんな！」「謝れば済むとでも？」と激昂。「確信したよ。やっぱりあんたは悪魔だ。人を自分と同じいち人間だと思うことができない悪魔」と内に秘めた思いを吐き出すシーンは、視聴者からも、「怒りを隠しきれない表情がすごい」「目の演技だけで、復讐心が伝わってくる」などの称賛の声が相次いでおり、冷徹でいて熱のこもった演技は多くの人の心を掴んだようだ。
今後は、3月20日と5月1日に二部作連続公開となる映画『女神降臨』にて、ヒロインをライバルと奪い合うクールな“氷の王子”神田俊役を演じることが明かされている渡邊。2025年も話題作への出演が相次いでおり、俳優としてこれまで以上に注目を集めていきそうだ。
