【高校受験2025】埼玉県公立高校入試<国語>講評…作文テーマは「日本の食品ロス」 | NewsCafe

【高校受験2025】埼玉県公立高校入試<国語>講評…作文テーマは「日本の食品ロス」

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埼玉県公立高校入試<国語>講評
埼玉県公立高校入試<国語>講評 全 1 枚 拡大写真
 2025年2月26日、2025年度(令和7年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜が実施された。

 リセマムでは、早稲田アカデミーの協力を得て、令和7年度(2025年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜の学力検査「国語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)と学校選択問題(英語・数学)についても、同様に掲載する。

<国語>講評
(早稲田アカデミー 提供)
 大問の構成と配点は例年通りであった。

 大問1は小説文の読解。高校生が困難を乗り越えて成長していく物語。選択肢問題は、文章全体の流れに沿いながら、傍線部付近を正確に読み込むことで正答を導ける問題だった。一部、「体言止め」や「隠喩」などの知識も問われている。記述問題は、心情の理由を含めて答える問題であった。設問のリード文や指定語句、傍線部前後の内容を丁寧に解釈していく必要がある。

 大問2は、漢字と文法、対話文の問題。漢字は例年通り、読み取りが3問、書き取りが2問の構成であった。文法問題の傾向が変更され、対話文の問題に組み込まれる形式となったが、出題内容は動詞の活用形や敬語など例年通りであった。対話文の問題では、空欄補充が出題された。空欄前後の内容から、「話のまとめ」部分と丁寧に比較することで正答に辿り着ける。

 大問3は、論説文の読解。資本主義社会とは対照的な狩猟民の社会についての文章だったので、やや読みにくさがあった。問4において、傍線部の直前部分だけではなく、その少し前まで読み込まないと正答できない問題だったため、傍線部の直前部分を言い換えた選択肢を選んでしまった受検生も少なくないだろう。記述問題は、設問のリード文や指定語句から辿れば、難なく正答できる。

 大問4は、古文の読解。説話集『古今著聞集』からの出題。文章は比較的平易で、読みやすかった。例年通り、現代仮名遣い、主語、記述、内容把握の選択肢問題という構成であった。主語の問題は、敬語表現から類推できる。記述問題も、例年より短くまとめられるので、古文全体としては例年よりも易化した。

 大問5は、作文。「日本の食品ロスの発生要因の内訳」という、最新のトレンドを取り入れた資料から読み取れることをもとに、体験を交えて自分の意見を書く問題だった。比較的身近な内容であるため、書きやすかっただろう。


 このレポートは2025年2月26日(水)に、速報として早稲田アカデミーにより作成されたもの。
協力:早稲田アカデミー(執筆:埼玉県立最難関コース国語科責任者 小野口雄樹氏)

《編集部》

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