出生数が9年連続減、24年は過去最少72万人…人口動態統計
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厚生労働省が公表した2024年の人口動態統計速報によると、2024年1月~12月の出生数は、前年比3万7,643人(5.0%)減の72万988人。統計を取り始めた1899年以来、過去最少となった。出生数の減少は9年連続。
人口動態統計は、出生・死亡・婚姻・離婚・死産の届出書などに基づいて市区町村が作成した人口動態調査票について、厚生労働省が集計したもの。速報の数値は調査票の作成枚数で、日本における外国人、外国における日本人、前年以前に発生した事象を含んでおり、日本における日本人をまとめた確定数では、出生数が70万人を割る可能性が高いとされる。
国立社会保障・人口問題研究所が2023年に公表した「日本の将来推計人口」では、外国人を含む出生数は2039年に72万人台になるとしており、推計より15年ほど早く少子化が進行していることになる。
一方、死亡数は前年比2万8,181人(1.8%)増の161万8,684人。4年連続で増加し、過去最多となった。出生数と死亡数の差である自然増減数は-89万7,696人。死産数は、前年比122胎減の1万6,031胎。婚姻件数は、前年比1万718組増の49万9,999組。離婚件数は、前年比2,154組増の18万9,952組。
《奥山直美》
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