Koki,メイクデビューは「4歳」 映画「女神降臨」インタビュー
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【写真】Koki,“別人級すっぴん姿”
◆「女神降臨」谷川麗奈役、Koki,の妥協なき役作り
― 同作は「なりたい自分」を叶えるために、メイクで人生を変えた女の子の恋と夢を追いかける、17歳から25歳までの9年間の物語。Koki,も原作の大ファンだった。
【Koki,】作品の出演が決まったとき、ものすごく嬉しかったです。ただ光栄だなと思う一方で、「女神降臨」が大好きで「麗奈」のことも大好きだからこそ、自分にこの役が務まるのかなとすごく不安になりました。でも大好きな作品だからこそ、ぜひ挑戦させていただきたいと思いました。
― 原作と出会ったのは高校生の頃。
【Koki,】高校のときにクラスで流行っていて、友だちが面白いよと勧めてくれました。それが読み始めたきっかけです。それまでWEB漫画をあまり読んでこなかったので「女神降臨」がしっかり読んだWEB漫画デビュー作でした。キュンキュンもあるのですが、特に惹かれたのがヒューマンドラマの部分です。メイクと出会って自分を変えていく、目標に向かって頑張ろうとする、なりたい自分になることを諦めない、そんな麗奈を見て、自分もそうありたいと思いました。
― 撮影は昨年4月に始まり、すべての撮影を追えたのが7月。約3ヶ月にわたって麗奈を演じることに向き合った。麗奈を大好きな気持ちは日に日に高まった。
【Koki,】麗奈の、諦めない姿、ポジティブな性格、心が本当にピュアで、周りを明るく笑顔にできるところが魅力的だと思います。一人の女性として、一人のキャラクターとして、どんどん好きになりました。麗奈は壁にぶち当たったり、落ち込んでしまったりしたとき、俊や悠、友だち、家族など周りが支えてくれます。私も同じように周りから助けてもらえることが多いので、自分を重ねることもありました。
― 誰もが振り向く麗しい女神の麗奈と、オドオドした挙動もするすっぴん姿の麗奈。撮影の日を迎えるまでには擦り切れるほど脚本を読み込み、詳細な演技プランをノートに書き込んだ。
【Koki,】喜ぶときは百で喜んで、落ち込むときは百で落ち込む。そんな麗奈の透き通ったクリアでピュアな心は常に意識して演じました。すっぴん姿はどう演じたら麗奈らしくなるか研究して、目に力を入れないとか、口をわざと半開きにしたままにしたり、姿勢も少し猫背で脱力してみたり、細かいことでも変わると思いました。
◆Koki,、初共演の渡邊圭祐・綱啓永について
― 印象に残っている撮影については「一つに決められないくらいたくさんあります」と悩みながらも二つ紹介した。
【Koki,】前編のクライマックスでもある学園祭のシーン。こんなに水がかかるんだと思いました(笑)。そのときの演技もですし、エキストラの皆様が大勢いらっしゃったこと、あと麗奈の秘密が初めてバレてしまいそうなところで俊が守ってくれること、たくさんの要素がぎゅっと詰まっています。もう一つは初めて麗奈が俊に気持ちを打ち明ける屋上のシーンです。今まで自分のことをあまり表現できなかった子が、周りの勇気などに引っ張られて、自分を表現できるようになっていくところなので、すごく印象的です。
― クールな俊と、情熱的な悠。どちらがタイプか?と聞くと、楽しそうに答えた。
【Koki,】こういう会話をするのが大好きです。現場でもスタッフの方々とどっちみたいなお話をしていました。前編と後編でも印象が変わるのかなと思っていて……悩みますね(笑)。でもすごく真っすぐな気持ちで、ずっと情熱的に気持ちを伝えてくれる悠は魅力的だなと思います。でも俊の麗奈だけに見せる顔も素敵ですし……やっぱりこれは決められないです(笑)。
― 渡邊圭祐、綱啓永ともに初共演だったが、三人が打ち解けるのに時間はかからず、撮影初日から楽しそうに語りあう光景もあった。
【Koki,】渡邊さんも綱くんも、お二人ともすごく優しい方でした。こんなに優しい方っているんだって思うくらいフランクにお話してくださるので、お会いしたときから緊張感もなくて。毎日すごく支えてくださって、お二人には支えてもらってばかりだったなと振り返って思うことが多いです。
◆Koki,、メイクデビューは「4歳」
― 麗奈のメイクデビューは高校2年生、Koki,は「4歳」。最近デビューしたことがあるか、という話題では「スチーマー」を挙げた。
【Koki,】初めて口紅を塗ったのは4歳くらいです。母がメイクをしている姿を見るのが昔から大好きで、見ていたら私もやってみたいという気持ちになりました。今でも覚えています。最近のデビューはスチーマーです。乾燥が気になり、自分の肌のケアをもう少し心がけてみたいと思って、使い始めたのですが、お化粧のもちが変わりましたし、肌がすごく荒れるということがなくなったように思います。
―――――― 驚いたのは詳細な演技プランをノートにびっしりと書き込んでいたこと。それについて「心配性のところもあり、準備できることは準備しておきたいと思っています。どんなときも自分でできることは百やってから臨みたいと思っています」と話した。自他共に認める負けず嫌い、妥協できない性分。最後に今後の目標を聞くと「海外でも日本でもジャンルや役にとらわれず、いろんな作品に挑戦していきたいです」と目を輝かせていた。
(modelpress編集部)
INTERVIEW PHOTO:加藤千雅
◆Koki,(こうき)プロフィール
2003年2月5日生まれ、東京都出身。2018年、15歳のときにファッション雑誌「ELLE japon」で表紙を飾り、モデルデビューを果たす。その後、数々の世界的ブランドのアンバサダーに就任し、パリコレクションにも参加するなど国内外で活躍。また俳優としても活躍の幅を広げ、2021年に「牛首村」の主演として映画デビューを果たし、ブルーリボン賞新人賞を受賞。その後、オラフ・オラフソン著のベストセラー小説を映画化し、賞レースをはじめ世界中で話題を集めているアイスランド・イギリス合作の「TOUCH/タッチ」が1月24日に日本で公開。さらに「Tornado(原題)」(2025年公開予定)と立て続けに海外作品への出演を果たしている。2025年、第18回アジア・フィルム・アワード(AFA)にて、映画界で類まれなる飛躍と可能性を示した有望な新世代の才能をたたえ、アジアのみならず国際的な舞台でのさらなる活躍への期待を込めて贈られるAFA Rising Star Awardの受賞が発表された。
◆映画「女神降臨」2部作連続公開
「女神降臨 Before 高校デビュー編」3月20日公開
「女神降臨 After プロポーズ編」5月1日公開
<ストーリー>
地味で冴えない容姿から学校でいじめられ、不登校になってしまった麗奈(Koki,)。しかしメイクとの運命の出会いが、彼女の人生を大きく変える――ゼロからテクニックを学んで努力を重ねた結果、誰もが振り向く「女神」へと大変身を遂げたのだ!転校先で完璧な人生を再スタート!と思いきや、とある偶然から、学年1位の頭脳をもつクールで謎多き同級生・神田俊(渡邊圭祐)に「トップシークレット」を見抜かれ、秘密の口止めと引き替えにまさかの主従関係に!?さらに俊との距離が近づいたことで麗奈は、彼と「ある過去」を共有するもう一人の同級生・五十嵐悠(綱啓永)からも、次第に目をつけられていく…。こんなはずじゃなかったのに…!私の人生、どうなっちゃうのー!?
【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》