現在放送中のドラマ『アンサンブル』(日本テレビ系)に出演中の長濱ねる。今後も、4月6日より放送開始予定のドラマ『いつか、ヒーロー』(ABCテレビ・テレビ朝日系)に出演することが決まっており、女優として活躍の場を広げている印象だ。そこで本記事では、長濱の近年の活動を振り返りつつ、『アンサンブル』で話題を呼んだシーンや、『いつか、ヒーロー』での注目ポイントを紹介したい。
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欅坂46の人気メンバーとして活躍し、2019年にグループを卒業した長濱。その後は、2022年度後期のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』に出演するなど、女優としても精力的に活動している。翌2023年にはカンテレ・フジテレビ系ドラマ『ウソ婚』で、超モテ敏腕建築士・夏目匠(菊池風磨)から半年限定の“ウソの結婚相手”アルバイトを依頼されるヒロイン・千堂八重を好演。作中で匠を想って涙を見せるシーンが視聴者から“演技がリアル”と話題を集めるなど、アイドル時代から培ってきた表現力を活かし、女優業でも存在感を増している印象だ。
昨年も『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』(日本テレビ系)『366日』(フジテレビ系)など、さまざまなドラマに出演し、経験を積み重ねている長濱だが、そんな彼女が現在出演しているのが『アンサンブル』だ。同作では作中に登場する法律事務所で働くパラリーガルの園部こずえを演じており、明るく元気なキャラクターで物語に彩りと活気を与えている。また、こずえはシソンヌ・じろう演じる弁護士・早川崇と徐々に距離を縮めており、第7話では共に買い物に行ったエピソードが明かされたほか、第8話では2人の金銭感覚や趣味、価値観などが合っていることが図らずも判明し、こずえが、「ウソでしょ…!?」と驚く場面が描かれた。恋愛体質なこずえと皮肉屋でバツイチの早川という一見交わらなそうな2人だが、SNSでは、「はやこずがホントに可愛い」「お似合い!」「早く結ばれてほしい」といった“はやこず”コンビを応援する声が多くあがっており、サブキャラクターでありながらも注目を集めていることがうかがえる。
そんな長濱にとって新たな挑戦となりそうなのが、4月6日より放送開始予定のドラマ『いつか、ヒーロー』だ。同作は、桐谷健太演じる元児童養護施設職員の主人公・赤山誠司が、夢や希望を失って絶望の淵に立つ、かつての教え子たちと共に腐った巨大権力を相手に立ち向かっていく勇気と愛の物語。長濱が演じるのは、赤山の教え子の1人である樋口ゆかり。公式コメントでは、ゆかりという役について、“この世に希望なんてないと絶望しながら、それでも人や世界を信じようとする人柄”と表現した上で、「密かに諦めきれないこと、胸の奥にしまった怒り、その一つ一つに丁寧に向き合って演じられたらと思います」と役作りへの意気込みを語っており、これまでの出演作とはガラリと雰囲気が異なるシリアスな作品で、彼女が見せる新境地に期待が高まる。
女優として経験を重ね、着実にステップアップを続けてきた長濱。終盤に突入した『アンサンブル』の展開、そして早川とこずえの気になる恋愛模様と共に、さらなる進化を遂げそうな彼女の今後の活躍にも注目してみてはいかがだろうか。