河合優実「日アカ」初受賞で最優秀主演女優賞の快挙 佐藤二朗&稲垣吾郎の“太陽のようなパワー”明かす【第48回日本アカデミー賞】
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【写真】河合優実、ホルターネックドレスで授賞式出席
◆河合優実「あんのこと」で最優秀主演女優賞
2020年の日本で現実に起きた事件をモチーフに映像化した本作で、機能不全家族で育ち、父親を知らず、母親から日常的に虐待を受けている少女・香川杏を演じた河合。プレゼンターの安藤サクラから名前が呼ばれると、入江悠監督と熱く抱き合ってから登壇。「本当にこの度はありがとうございます。ちょっと信じられない気持ちで、なんかこの会場にいること自体もすごく夢のような思いでいます」と心境を明かした。
続けて「私は本当に未熟で新参者ですが、今日この会場に来て、敬愛する大先輩の方々に囲まれて、この映画っていう世界に足を踏み入れて本当に良かったなって今日心の底から思ってます」とコメント。「『あんのこと』っていう映画は、本当に言葉で言い表せないほど自分の中で特別な作品で、これからも長い間続けて俳優を続けていきたいって思ってるんですけど、その中でもきっとずっと自分の心に残り続ける大切な作品になるだろうなと思っています」と同作への強い思いを明かし、「『あんのこと』っていう映画に人生の時間を貸してくれた全ての人に改めて感謝を伝えたいと思います」と感謝を伝えた。
◆河合優実、佐藤二朗&稲垣吾郎への思い
同作について「起きていることは自分たちとは遠いし、とても過酷に見えるんですけれども、その人の本当にあった人生に、監督を含めたスタッフの皆さんとか私たち役者が触れるときに、それぞれができる限り優しく丁寧に触れようとしているような現場で、人の心の綺麗さというか、綺麗な魂にみんなが吸い寄せられていったような感じがしていました」と回顧。同作で共演した佐藤二朗、稲垣吾郎について「私にとっては大先輩ですし、起こることが辛い分、お二人の太陽のようなパワーっていうのが、本当に私と役の心の支えにもなってたし、状態を変えてくれて」と語り、佐藤との重要なシーンでは「物語の中でも大きな山になったり、感情も大きく動くところで、二朗さんのお力をちょっと借りようと思って、本番前に握手をさせてもらいました」と裏話も明かした。
ほかにも優秀主演女優賞には、「ミッシング」から石原さとみ、「夜明けのすべて」から上白石萌音、「九十歳。何がめでたい」から草笛光子、「ラストマイル」から満島ひかりが選ばれた。なお、河合は今回が初めての「日本アカデミー賞」受賞となった。
◆第48回日本アカデミー賞
同賞は2024年1月1日から12月31日までに東京地区において有料で初公開された40分以上の劇場用映画及びアニメーション作品(劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品)が対象。
司会は、6年連続となる羽鳥慎一アナウンサーと、「怪物」で第47回最優秀主演女優賞を受賞した安藤サクラが務める。(modelpress編集部)
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