【大学受験2026】英検デジタル証明書、Web出願と連携
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全国の高校や大学入試では、英検をはじめとした外部検定試験が広く活用されている。しかし、証明書は依然として紙媒体が主流で、発行・送付に1週間程度を要するため、最新の成績での出願を希望する志願者にとって負担となっている。また、大学側でも確認や不備対応の負担が大きいという課題がある。
こうした状況を踏まえ、大学入試の出願手続の円滑化を支援してきたODKソリューションズは、志願者・大学双方のさらなる利便性の向上を目指し、日本英語検定協会との基本合意に至った。2026年度入試に向け、英検のデジタル証明書提出機能の開発を進めることで、志願者は英検の合否公開日後すぐに出願に利用できるようになり、大学への郵送の手間も解消される。
さらに、出願時に志願者の英検デジタル証明書をシステム上で自動照合できるようになり、大学側では業務の効率化と処理の正確性向上が期待される。これにより、大学入試の手続きがよりスムーズになり、志願者と大学双方にとっての利便性が向上する。
今後、大学入学共通テスト成績利用のオンライン化や、今回のデジタル証明書との連携を契機に、ほかの資格・検定試験においてもペーパーレス化・オンライン化が一層加速すると考えられる。ODKソリューションズは、このような動向に対応し、志願者と大学双方のさらなる利便性向上を目指して取り組んでいくとしている。
「UCARO出願」は、大学と受験生の接点づくりをサポートし、大学受験の各プロセスを一本化する日本初の大学受験ポータルサイト「UCARO」と連携するWebサービス。志願者が出願の登録や検定料の決済を行うためのシステムで、今後も大学入試の手続きの効率化に貢献することが期待される。
《風巻塔子》
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