【大学受験2025】東大前期合格者数「高校別ランキング」公立トップは日比谷

　大学通信は2025年3月19日、東京大学前期日程の高校別合格者数ランキングを発表した。2025年度入試における東京大学前期の高校別合格者ランキングは、4位に麻布、5位に日比谷、6位に灘がランクイン。1位～3位は大学通信のWebサイトより確認できる。

　ランキングは、3月17日午前9時現在の判明分について、大学通信、サンデー毎日、AERAの共同調査による合格者数を集計しランキング化したもの。前期未回答の学校は、推薦の人数のみで集計されている場合がある。非公表・未回答の高校は掲載していない。

　東京大学前期の2025年度高校別合格者数ランキングは、4位「麻布（東京）」82人、5位「日比谷（東京）」81人、6位「灘（兵庫）」77人、7位「渋谷教育学園幕張（千葉）」75人、8位「横浜翠嵐（神奈川）」74人、9位「栄光学園（神奈川）」55人、10位「桜蔭（東京）」「浅野（神奈川）」各51人。

　トップ10のうち8校を私立高校が占めたものの、5位「日比谷（東京）」は前年比21人増、8位「横浜翠嵐（神奈川）」は前年比30人増と大きく躍進し、東京・神奈川の公立トップ校もトップ10入りする結果となった。また、4位「麻布（東京）」、7位「渋谷教育学園幕張（千葉）」、9位「栄光学園（神奈川）」、10位「浅野（神奈川）」も前年から合格者数を伸ばしている。首都圏以外では、6位「灘（兵庫）」に続き、14位に「西大和学園（奈良）」がランクインしている。

　2025年度の東京大学一般選抜は第一段階選抜の基準が引き上げられ、2次試験を受けられる受験生が絞られたことにより、志願者が前年の9,432人から8,421人へ1,011人の大幅に減少。国立大学法人化した2004年以来、最少の志願者数となった。これにより、倍率（志願者数÷合格者数）は前年の3.2倍から2.8倍に下がっている。

　大学通信のWebサイトでは、ランキングトップ3の高校を掲載しているほか、2025年度の東大合格者数に関する最新情報を「東京大学2025年大学合格者高校別ランキング」ページにて随時更新している。なお、「東京大学前期合格者高校別合格者数ランキング2025」の科類別の合格者数2名までの内訳は有料版で見ることができる。

東京大学前期合格者高校別ランキング2025の1位は？