順天中高、北里大学系列校へ…内部進学制度を導入

　順天中学校・高等学校は2026年4月1日より、「北里大学附属順天中学校・高等学校」（略称：北里順天）に校名を変更することが決定した。これは、北里大学の系列校とする協定が2025年3月29日に締結されたことによるもの。

　この系列校化に伴い、2028年4月1日を目標に法人合併の準備が進められている。さらに、中高大と一貫した教育環境の整備が行われ、2026年の大学入学者から北里大学への内部進学制度が開始する。

　両法人は、建学の精神と法人理念における親和性の下で、中高大・大学院まで一貫した教育を提供し、長期的視点での人材育成を目指す。また、人材、施設、設備などのリソースを共有することで、特色ある教育環境の構築を目指す。

　順天学園・順天中学高等学校は、「順天求合」の精神で創設され、190周年を迎えた。これに対し、北里大学は創立110周年を迎え、医療・生命科学の総合大学として発展してきた。両者の融合により、「英知をもって国際社会で活躍できる人間を育成する」教育をさらに発展させる中学校・高等学校を目指していくとしている。