年齢を重ねても変わらない健康美と明るいキャラクターが魅力の田中律子さん。以前オトナサローネでインタビューさせていただいた記事は予想を上回るほど多くの方に読まれ、人気を博しました。
そんな律子さんが先日、東京都内で行われたコールドプレスジューサーブランド「HUROM(ヒューロム)」の新製品発表会に登場。東京出身ながら現在では東京、沖縄、そして最近仲間入りした「山の家」の「3拠点生活」を送っているそうで、約7年使っているヒューロムのジューサーを3つのおうちそれぞれに置いているほどの愛用者なんだとか。
「コールドプレスジュースは、野菜を食べるんじゃなくて、飲めるのが魅力」と語る律子さんは、5月1日に発売されるヒューロムの最新モデルをいち早くお試し。その様子を取材させていただきつつ、50代におすすめのジュースレシピや飲むタイミングなどについても、たっぷりお話を伺いました。
【こちらの記事も読まれています】
▶【田中律子さん】「53歳の恋はそばにいられたらそれでいい」。12年のレスを経て離婚。きっかけは立ち合い出産
50代こそ「抗酸化作用の強い」食材を毎朝摂るべき!
――50代、アンチエイジングや健康を意識している読者におすすめのジュースレシピを教えてください。
「沖縄のおうちでは赤のドラゴンフルーツも作っているんです。赤い食材は抗酸化作用が強いと言われていて、ドラゴンフルーツのコールドプレスジュースもおいしいですよ。
“食べる輸血”とも言われるビーツもおすすめです。ビーツって独特の土臭さが気になる方もいると思うので、ジュースにするときは、にんじんとりんごを入れるといいですよ。あと、ライムやレモンをちょっと入れるとおいしいです。
飲むタイミングは寝起きがおすすめですね。寝ている間に汗をかいて、水分がなくなっていると思うので。朝一にコールドプレスジュースを飲むと、ものすごくいいと思います。

左:にんじん、りんご、ビーツ 右:パイナップル、オレンジ、にんじん、ライム
私は趣味はサーフィンやSUP、ランニングと屋外のもので、太陽に当たるからこそ「抗酸化作用が強い」と言われる黒いもの、赤いものをなるべく食べるようにしてます。だからゴマも白ゴマよりも黒ゴマです。
趣味の時間は本当に大事で、趣味によって自分と向き合う時間を見つけたり、自然の中で遊んだりする時間を大切にしてますね。趣味で太陽にあたることで、ビタミンDを生成して骨も健康にっていう、そういう遊び方です。最近は美白がはやっていますが、私は10代からずっと美黒で頑張っています(笑)。
自分の趣味の時間と、毎朝のコールドプレスジュース、これを習慣としてやってもらえたら、人生がもっともっと楽しくなると思います」
よりおいしい「フルーツ・野菜の組み合わせ方」のこだわり

にんじん、オレンジ、いちごのコールドプレスジュース
――イチオシのコールドプレスジュースのレシピを教えてください。
「今の季節だといちご、オレンジ。柑橘系フルーツを入れると、さわやかでおいしいんですよ。そして、にんじんですね。にんじんって“これ、お砂糖入れてないの⁉”というぐらい甘いんです。野菜とフルーツの甘みって、こんなに甘くておいしいんだって感じると思います」

皮をむいたオレンジは、カットせずに丸ごと投入
「作り方は簡単。切ったにんじんをバンバンバンと入れていきます。以前は細かく切っていましたが、このヒューロムでは、へたを落として皮付きのまま、半分に切ったものを入れちゃいます。オレンジは皮をむいて、丸ごと入れます。りんごやにんじんも皮をむかないでそのまま入れています。皮にも栄養素が詰まってるので、それも丸ごとジュースで取れるんですよ。私が皮をむくのは、オレンジとバナナぐらいかな。野菜とフルーツの水分が全部出てくるので、水は不要です!」
搾りかすは捨てないで!その驚きの理由とは
搾りかすは捨てない!ドライカレーやおやきの具、お菓子作りに
――搾りかすが横からたくさん出てきましたね。
「これも捨てないでくださいね! 私はドライカレーにこの搾りかすを使っています。ひき肉と玉ねぎを炒めたらこの搾りかすを入れて、少しお水を足しながら炒めるの。おやきにしても、めちゃくちゃおいしいですよ。お粉とダシを入れてそのまま焼いて、ソースと鰹節かけて食べる。あと、パンケーキやホットケーキ、クッキーも。搾りかすを入れて焼いてもおいしいです。
搾りかすもおいしく食べられて、何ひとつムダにならないんですよ。すべての素材を栄養素丸ごと体に取り入れられるので、本当におすすめです」

コールドプレスジュースを振舞う田中律子さん
――素材そのままなのに、すっごく甘くておいしいですね。色も鮮やか!
「でしょ⁉ 野菜と果物の自然の香りがして。色はにんじんですけど、オレンジを入れているから柑橘系のさわやかな感じも。いちごの香りもほんのりとします。オレンジの筋などは搾りかすにいくので、サラサラなジュースになるんですよね」

コールドプレスジュースのおいしさをかみしめる田中律子さん
これからの季節、おすすめなのが手作りフルーツアイス
――沖縄のおうちではドラゴンフルーツやパッションフルーツ、バナナを育てていると以前のインタビューでお聞きしましたが、今はなにを育てていますか?
「今育てているのが、バナナとパッションフルーツ、レモンとグアバ、あとドラゴンフルーツ。この5つを育てています。バナナは今年も豊作です。
バナナは青いうちに収穫するんです。ロープで巻いて軒下にぶら下げて、追熟させるんですよ。黄色くなったら食べられるんですけど、ものすごい量だから冷凍しておくんの。その冷凍バナナで、ヒューロムでアイスを作るんです。
以前のヒューロムはアタッチメントを変えないとアイスクリームは作れなかったんですけど、今のものはアタッチメントを変える必要なく作れるので、ものすごい楽!
もうひとつ、おすすめなのがヨーグルト。ヨーグルトを水切りをしてから冷凍するんです。その冷凍ヨーグルトと冷凍バナナをアイスにしたらもう最高!めちゃくちゃおいしいですよ」
ビーツの赤さが印象的な「にんじん、りんご、ビーツ」 のジュースは土臭さはなく、自然な甘さが際立っていました。「パイナップル、オレンジ、にんじん、ライム」は、ライムを加えたことで、あと味さっぱりの大人好みのジュースに。ビーツはお肌のためにもアンチエイジングのためにも積極的に摂りたいと思いつつ、なかなか日々の食事に取り入れにくい食材ですが、ジュースなら手軽に摂取できそうですね。
写真・構成・文/木村美穂