国際天文学オリンピック2025、日本代表5人を決定
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第18回国際天文学・天体物理学オリンピックは、2007年に始まった中等教育修了以前の生徒を対象とした国際大会で、天文学と関連するSTEM科目への関心を高めることなどを目的としている。日本は今回で3回目の参加となり、5名の生徒が選ばれた。
日本代表の選抜は、第4回日本天文学オリンピックを通じて行われた。予選の成績に基づき、119名の申込者から53名が本選に進出し、2月16日に本選が実施された。成績優秀者から8名が代表候補者に選ばれ、そのうち5名が最終的に代表として決定された。
日本代表に選ばれたのは、角谷賢斗さん(開成高等学校3年)、堤くららさん(神戸女学院高等学部2年)、長田知樹さん(灘高等学校2年)、藤山泰地さん(聖光学院高等学校3年)、藤原駿佑さん(千葉県立千葉高等学校3年)の5名。8月11日から21日までインドのムンバイで開催されるIOAA2025に日本代表として出場する。
前回のIOAA2024には、57か国から約250名の生徒が参加し、日本からは3名が出場した。日本代表は銀メダル1名、銅メダル1名、優良賞1名と全員が入賞を果たした。
国際天文学・天体物理学オリンピックでは、成績優秀者に金メダル(補正後の合計得点が満点の80%以上)、銀メダル(同65%)、銅メダル(同50%)、優良賞(理論試験または実技試験の点数が基準点以上で銅メダルに達しなかった場合)などが授与される。
日本天文学オリンピックは、2022年度から始まり、日本の児童生徒を対象に天文学・天体物理学の大会を開催している。国内の天文学に興味がある児童生徒の交流促進をおもな目的としており、成績優秀者には金賞・銀賞・銅賞などが授与される。
《風巻塔子》
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