「夜の店でこんなことをした」と私に自慢するモラハラ夫。「これは浮気じゃないから離婚できないぞ!」って、それほんとなの? | NewsCafe

「夜の店でこんなことをした」と私に自慢するモラハラ夫。「これは浮気じゃないから離婚できないぞ!」って、それほんとなの?

女性 OTONA_SALONE/LIFESTYLE
「夜の店でこんなことをした」と私に自慢するモラハラ夫。「これは浮気じゃないから離婚できないぞ!」って、それほんとなの?
「夜の店でこんなことをした」と私に自慢するモラハラ夫。「これは浮気じゃないから離婚できないぞ!」って、それほんとなの? 全 1 枚 拡大写真
  

夫婦問題・モラハラカウンセラーの麻野祐香です。

「うちの夫、風俗に行ってるんです。しかも、そこで何をしたかを私に自慢してくるのです。」

このご相談をくださったA子さんは、40代半ばの女性、夫は建設会社の社長で、A子さんもその会社を支えるために日々働いています。子どもは3人、全員が中学から私立に通っており、教育費が重くのしかかっています。

経済的には恵まれているように見えるA子さんの暮らしですが、その内側には、どうしようもない孤独と、心をすり減らす日々がありました。

夫の裏切り。発覚した風俗通いと、その言い訳

最初に異変に気づいたのは、月末の経理作業をしていたときのことでした。A子さんは夫が経営する建設会社の経理を担当しており、領収書の整理や支払い管理を一手に担っています。

いつものように領収書をチェックしていると、見慣れない店名が目に入りました。深夜料金のタクシー代、そして「◯◯グループ」と記された店名を検索すると、風俗店の名前が出てきたそうです。

まさか、と思いつつ夫にそのことを尋ねると、彼は少しの間無言でしたが、すぐに開き直ってこう言いました。

「バレたか。でもさ、別に浮気じゃないからね。仕事でストレスも多いし、ただのストレス発散で行っているだけだから。風俗嬢はプロなんだから、情なんてないし。むしろ健康管理もしてるから、変なことにはならないって」

この“開き直り”とも言える態度に、A子さんは呆然としました。

「そんなところに2度と行かないでほしい」と訴えると、夫は不機嫌になり、「お前こそ、自分を省みたら?女として見られなくなったのは、誰のせいだよ?」と吐き捨てるように言いました。

モラハラ男性が風俗に行くときの心理とは

A子さんの夫のように「夜の店に行くのは悪くない」と堂々と言い放つ男性の心理には、さまざまな側面が存在します。モラハラ傾向のある男性が風俗に通う背景には、いくつかの心理的な傾向が絡み合っています。

まず彼らは、「これは浮気ではない」と自己正当化する傾向があります。夜の店を感情のない“ビジネス”と捉えることで「裏切りではない」と思い込もうとします。

また、「欲求を管理するのは自分の権利」と考えることもあります。夫婦関係が冷めていれば、外で満たすのは当然と信じ込んでいるのです。

さらに、夜の店を“承認欲求”を満たす手段として利用する人もいます。お金を払って必要とされることで、自尊心や存在価値を確かめようとするのです。

モラハラ的な支配構造も根底にあります。妻が傷ついても「騒ぐほうが悪い」と切り捨て、自分の非を認めるどころか、論点をすり替えて妻を責める。こうした言動は珍しくありません。

また、夫婦関係を対等ではなく“上下関係”と見なしている人も多く、「俺が稼いでいるから、文句を言うな」と、妻の立場を封じ込めようとします。

極めつけは、「バレなければいい」と思っていた態度が、「バレても変える気はない」という開き直りに変わることです。発覚後もやめようとしないのは、罪悪感の欠如と、自分の立場が揺るがないという支配感覚の表れです。

こうした要素が複雑に絡み合うことで、妻がどれだけ傷ついても、「夜の店通い」は家庭内で“黙認されて当然”のことのように扱われてしまいます。そして、妻が苦しみを訴えても「その程度で騒ぐな」と押さえ込まれる。それが日常になってしまうのです。

自分を正当化するモラハラ夫

この出来事を境に、A子さんと夫の関係にひびが入りました。けれど夫はそのひびに向き合うどころか、自分の行為を正当化し続けました。

「家庭を支えてるのは俺だろ?文句言う前に、感謝の一つでも言ってみたら?」

「夜の店に通うのが嫌なら、じゃあお前が満たせばいいんだよ。できるか?無理だろ?」

夫の言葉には悪いことをしたという感覚は一切ありません。また、これは浮気ではないので、離婚理由にはあたらないのだと、得意げに語ることもあったそうです。

そして、自分を責めるような様子の妻に対して苛立ちを募らせたのか、口調も態度もどんどん攻撃的になっていきました。何か意見しようとすれば、「うるさい」「女は感情だけで物を言う」「お前は女に見えない」と、人格を否定するような言葉をぶつけてくるようになりました。

「お前が会社で経理やってるからって、調子に乗るなよ?所詮は俺が稼いだ金を整理してるだけだろ」
「俺はちゃんと家族のために金を稼いでる。ちょっとぐらい息抜きさせろ」

夜の店通いを当然のこと、自分の努力のご褒美だとすり替えてくるのです。

A子さんは次第に、「自分が悪いのかもしれない」「私が我慢すれば」と考えるようになっていきました。話し合おうとすると責められ、黙れば“都合のいい存在”として扱われる。心がどんどん壊れていってしまったのです。

本編では、夜の店に通うことを正当化する夫に苦しみながらも声を上げられなかったA子さんの姿をお伝えしました。

▶▶堂々とお店通いを続ける夫。「私はもう、女として終わっているの?」壊れそうになった私が“自分を守る”と決めた日

では、離婚できない現実の中で、A子さんが“自分を守る決意”にたどりつくまでの道のりをお届けします。


《OTONA SALONE》

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